スタミナはこれが限界?
ただしバッテリーの持ちには、あまり期待しない方がよさそうだ。
付属のバッテリーは容量4400mAhの4セルタイプで、駆動時間は公称約3.2時間。実際に連続駆動時間を測定したところ約2.5時間という結果が出た※。バッテリー容量にもよるので一概には言えないが、このクラスのAtomミニノートではおおむね3セルで約2時間駆動、4セルで約3時間駆動というのがひとつの目安になっている(いずれも実測値)。そうなると4セルで約2.5時間駆動のNa01 miniはややスタミナに不安があると言わざるを得ない。
※「BBench」(作者:海人氏、フリーソフト)を使用し、1分おきにウェブ巡回、10秒間隔でキー操作をそれぞれ自動で行なった場合の連続駆動時間を、無線LAN(IEEE802.11g)環境で測定した。液晶輝度は最大。電源プランはWindows XPの「ポータブル/ラップトップ」
機種選びで迷ったらNa01 mini
とは言え、やはり冒頭に述べたようなお買い得感こそがNa01 miniの魅力だ。
カラーバリエーションを用意したり、質感の異なる素材を天板にあしらうなど、個人的にはもう少しデザイン上の遊び心があってもいいように思う。が、質実剛健なビジネスマンが買うのであればこれもアリかもしれない。
突出した機能もない代わりに、致命的な欠点も、克服できないほどのクセもない。言い方を変えれば、誰が持ってもすんなりと、それなりに使いこなせる。Na01 miniを選んでおけば大きく外すことはないだろう。