xiaoの心臓部、プリンター機能はどうなんでしょう
xiaoが内蔵するプリンターは米ZINK Imaging社が開発した「Zero Ink」システム。専用のZINK用紙を使ってプリントするシステムで、用紙自体にインクを含んでおり、熱を加えると色が現れるサーマル方式。
プリントサイズは3×2インチ(76×49.6mm)で、カードサイズより一回り小さく、フチなしプリントできる。専用の用紙は20枚セットで880円。1枚当たり44円とちょっと高め。プリントは裏面のはくり紙をはがすとシールとして貼れる。
プリント時間は1枚あたり約45秒。実際に撮った写真をプリントすると、内部での画像処理時間も含めて約50秒でOk。インスタントフィルムはプリントしてから画像が現れるまでちょっと時間がかかるが、ZINKはプリンターなので余分な待ち時間はない。
プリントボタンを押すと「プリント・編集」機能になり、ノーマルなフチなしプリント以外に、フレーム付プリントやシャッフルプリントが可能。シャッフルはカメラ内の画像からランダムに選んで並べてプリントしてくれるもので、これがなかなか楽しいのである。
ディスプレーの下にはプリントとモードボタンがある。プリントボタンを選ぶと左の画面になり、どうやってプリントするかを選ぶ。中央は「シャッフル1」、ランダムに写真を貼り付けてくれる。シャッフルを実行するたびに写真が選び直されるので、気に入るまでシャッフルすべし。右はフレーム。フレームの場合は「保存」してからのプリントとなる
xiaoはプリンターとして、他のカメラで撮った写真もプリントできる。
方法は2つ、ひとつはSDカード経由。ただし、プリント可能サイズは2592×1944ピクセルの5Mサイズまで。6M~10Mのデジカメで撮った写真をプリントしようとしたところ、うまくプリントできたり、エラーでうまくいかなかったり、プリントはされるが画像が乱れてしまっているケースがあり、なぜか安定しなかった。
とりあえず10M以上はダメ。それ以下ではもしかしたらうまくいくのかもしれないが、デジカメで撮った絵をxiaoで出したいときは2~5Mサイズに縮小してからプリントするのが無難だろう。プリントサイズは小さいので2Mもあれば解像度的には十二分である。
前面の下部がぱこっとひらいてZINKフォトペーパーを挿入する。紙はむき出しのまま、20枚まとめてセットできる(左) 右の写真はプリントとフォトペーパー。右下にあるパスネットは大きさ比較用。カードサイズよりひとまわり小さい
もうひとつは赤外線を使う方法。側面に赤外線ポートがあるため、ケータイで撮った写真も5Mまでならプリント可能だ。赤外線で画像を受信していったんSDカードに記録してからプリントすることになる。
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