Minecraft with RTX国内初の体験会を開催、これはもはや別ゲーだ

文●ジサトライッペイ/ASCII

2019年11月22日 17時15分

NVIDIAがリアルタイムレイトレーシングに対応した「Minecraft with RTX」の体験会を都内で開催した。Minecraft with RTXは2020年公開予定のため、今回は開発版での試遊となる。これまで、YouTubeなどでその美麗な映像がお披露目されてきたが、国内での試遊はこれが初となる。

Minecraftで遊んだことがない読者のために説明すると、同ゲームは世界一売れているサンドボックスゲームで、プラットホーム合計では1億7600万本以上の売り上げを記録したモンスタータイトルだ。ユーザー層も広く、子供からの人気も高い。NVIDIAによれば、GeForceユーザーが遊んでいるゲームの中では3番目に多い人気タイトルとのこと。

ユーザーが好きにカスタムできるいわゆる“Mod文化”も盛んで、なかでも「影Mod」と呼ばれる光表現に関係するModが人気だ。ここにNVIDIAとMicrosoftは目を付けて、Windows 10版ではリアルなリフレクションやシャドウ、ライティングの表現が可能なレイトレーシングにいち早く対応すると発表しており、その開発版を触れる機会が今回の体験会というわけだ。

なお、今回試遊できたバージョンは今年8月にドイツ・ケルンで開催したGamescom 2019で先んじて公開されているが、国内で試せる機会は今回が初となる。

開発版では外部コンテンツ(ワールド、シェーダー、パック、テクスチャーパックなど)は使用できず、「Vanilla World」と「NVIDIA Material Sandbox World」という2つのワールドで試遊する形となった。

今回試遊に使ったマシンはGeForce RTX 2080 TiのFounders Editionを搭載したゲーミングPC

たまたまいらっしゃった知り合いのライターさんのプレイ模様。「NVIDIA Material Sandbox World」で、インベントリに入れた光るブロックなどを設置して、レイトレーシングの美麗な表現をi1個ずつ確かめるようにプレイされていた

「Vanilla World」をプレイ

ここからは実際にレイトレーシング対応(RTX ON)によって、どのぐらい表現が変わるかをプレイ動画のキャプチャーでご覧いただきたい。まずは「Vanilla World」から。

左がRTX OFFで、右がON。OFFの時は屋内と屋外の光量の差がほぼない状態だが、ONではリアルな明暗となって表現されている。暖炉の光も温かみを感じる
左がRTX OFFで、右がON。ONでは窓から入る光が自然と床に落ちているのがわかる。また、屋外光のまぶしさも実感できた。反射光の光り方で各テクスチャーの素材感がリアルに表現されていた
左がRTX OFFで、右がON。見所のひとつである「溶岩」。溶岩の発する強烈な光に温度まで感じられる
左がRTX OFFで、右がON。天井から差し込む光がダンジョンの「それっぽさ」を強調している。また、奥側にある青い滝や水はONにすると透明になって、光の反射で揺らぐ様子がむちゃくちゃリアル
左がRTX OFFで、右がON。光るブロックの反射表現は現実そのもの
左がRTX OFFで、右がON。最もレイトレーシングの効果を感じたシーン。左上のツタが伸びている窓から差し込む光の筋が複数に分かれ、屋内を幻想的な空間に変えている
ツタの影もブロックにしっかりと落ちている。角度を変えると、見え方もそれに追従。リアルタイムレイトレーシングの恩恵を最も感じた

「NVIDIA Material Sandbox World」をプレイ

続いて、「NVIDIA Material Sandbox World」をご覧いただこう。

左がRTX OFFで、右がON。「Vanilla World」と比べて、かなり作りこまれている印象。超高級戸建て住宅の広告に使えそうなレベルの豪邸が舞台だ
左がRTX OFFで、右がON。屋内には照明が多数設置されており、ON/OFFでまったく印象が異なるシーンになる。なお、照明のせいか、OFFが昼間、ONが夜のように見えるが、ワールドの時間は固定されている
左がRTX OFFで、右がON。ド派手な光るブロックが設置されているディスコルームのような部屋。タイルの反射光がすさまじいリアルさで、一瞬Minecraftであることを忘れるレベルだった
左がRTX OFFで、右がON。中庭にある「RTX」の電飾はもはやOFFとONでは同じオブジェクトだとは思えないほど変貌した。
左がRTX OFFで、右がON。レイトレーシングは水のほか、ガラスなどの透明な素材にも影響を与える。OFFの時にはその存在がわからなかった右手前のガラスが、ONにすると認識できるようになった
左がRTX OFFで、右がON。太陽の表現はもはや別のゲームだ。OFFの時は空に浮かぶ白い四角だが、ONにすると神々しく世界を照らしていた。これならゲーム内撮影会もさぞ捗ることだろう
インベントリには光るブロックが用意されていた

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