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グランプリ

ASCII BESTBUY AWARD 2020

Apple
iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max

iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max

総評:小林久(アスキーブランド総編集長)

 ASCII BESTBUY AWARDは今年から選出方法を変更しました。従来は、編集部員の協議の上、ノミネート製品を選出し、これに読者投票の結果を反映し、受賞製品を決定していました。 2020年は、編集部に加え、全国の主要量販店の協力も仰ぎ、編集部投票、量販店投票からそれぞれ上位10製品を選び、各製品に1位の10点から10位の1点まで各ポイントを付与。さらにグランプリについては、読者投票を通じた上位10製品の結果も加味し、その合計点が高い順に受賞製品を決めています。 推薦による選出のため、参加者の想いは強く乗っています。ただし、より幅広い意見を反映した、客観的な採点方法にできたと思います。加えて、量販店スタッフの参加によって、売り場で実際に動いたり、日々店頭に立っている人々だからこそ感じられる手ごたえも反映された結果と言えるのではないでしょうか? デジタル製品、特にPCやスマホを中心としたベストバイとなると、やはりスマホに対する関心が強く、例年同様、iPhoneシリーズを挙げる声が高かったです。定番であり、奇抜さはないですが、完成度がより高まり、デジタル市場のトレンドを決めるトレンドセッター的な役割として、やはり多くの人の関心を集める結果となりました。 一方で2020年は在宅時間が増えたことに加え、次世代ゲーム機の登場もあり、ゲームへの関心が非常に高まった1年でもありました。読者投票で1位を占めたPlayStation 5は代表例ですが、これ以外にもゲーミングPC、ゲーミングデバイスなどを挙げる声が多く、ゲームはデジタル市場の中心であり、大きなテーマになったことが分かります。 在宅ワークにおいても、高性能なゲーミングPCやゲーミングヘッドセットを始めとした、ゲーミングデバイスの活用が進んでおり、もはや、特殊な人のためのカテゴリーとは言えなくなっていると思います。リモートで働き、エンターテインメントを楽しむデバイスとして、モバイルとゲーミングの強さを感じる1年となりました。

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