RX 7900 GREでも4Kプレイが見えてくる
RX 7800 XTに対し10%以上の平均フレームレートを記録
「BIOHAZARD RE:4」ではレイトレーシングを含め画質系はすべて最高、FSR 2は“バランス”に設定。ゲーム序盤で訪れる教会のある村〜次の集落へ続く道を移動した際のレームレートを計測した。
AFMFを使わない素のレンダリングであってもRX 7900 GREは平均134fpsと中々のフレームレートが出せているが、AFMFを併用することでさらにフレームレートが伸びる。残念ながら最低フレームレートの落ち込み緩和は難しいようだが、WQHDゲーミング向けのRX 7900 GREでも4Kプレイが見えてくるのはありがたい。
フルHDやWQHDだとRX 7800 XTよりもちょっと速い程度の性能にとどまっているが、4KになるとCU数の規模がモノを言うのか、RX 7800 XTに対し10%以上の平均フレームレートを出している点に注目したい。
消費電力の傾向(Radeon高/ GeForce低)は変わらないが、WQHDや4Kでは特にRTX 4080とRadeon勢の差が縮まっている。
「Alan Wake 2」では画質はレイトレーシングも含めすべて最高設定とした。FSR 2やDLSSは“バランス”設定とし、RTX 40シリーズではDLSS FGやRRも有効とした。プレイヤーが訪れる“ブライトフォールズ”の町において一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
Cyberpunk 2077ではRadeonでもAFMFを利用すれば(平均フレームレートにおいて)同格のRTX 40シリーズ同等までとはいかないが、3割引きくらいのフレームレートは出せていた。しかしAlan Wake 2では描画負荷がさらに重いせいかAFMFを利用してもRTX 40シリーズには遠く及ばない。
平均フレームレートだけを見ると、RX 7900 GREはWQHDでも平均84fps出せてはいるが、視線を大きく動かすとフレームレートが一瞬だがガッツリと下がる。レイトレーシングかつDLSS FG対応の入っているゲームだとRTX 40シリーズが安定して強いのは、筆者のこれまでの観測通りの結果といえる。
消費電力の傾向は同じ。RTX 4090のフレームレートは飛び抜けて高いが、特に4Kで突出する。仕事をするぶん消費電力が上がるのは当然だが。
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