このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第463回
山根博士のグロスマレビュー
美しいボディーに可変色ライト、vivo「V29」はポートレート撮影のためのスマホ!
2024年02月11日 12時00分更新
◆ライトの色を自在に変えられるポートレート撮影のためのカメラ
カメラ部分のデザインは広角、超広角のレンズの下に同円型のリング型ライトを並べたデザインとしている。このライトは「AURA LIGHT」と呼ばれ、従来比9倍の発光面積を持つという。また、色温度を暖色から白色までリニアに変えることができる。
実際にライトを光らせてみると、白色、暖色でだいぶ色が変わることがわかる。色温度の調整は、カメラアプリ内のライトをタップして出てくるスライドバーを左右に動かすだけで、細かい調整も簡単にできる。近距離の人物の顔写真を撮るときだけではなく、物撮りなどでも活用できそうだ。
カメラのUIはvivoの中国向け端末が搭載するOriginOS、グローバル向けのFuntouch OSどちらも同等であり、ディスプレーの上から下にスワイプすることでクイック設定画面を開くことができる。倍率表示は0.6倍、1倍、2倍で、写真は最大20倍、動画は最大10倍のデジタルズームが利用できる。カメラのモードは夜間、ポートレート、写真、動画、マイクロムービー、もっと見るの6つだ。
映える写真を撮るためのフィルター類も豊富だ。ポートレート撮影時のボケの設定はボケの度合いだけではなく、ハートや星などボケの形を変化させられる。また、写真のイメージをビンテージ風などに変えるモードも提供する。美顔に関してはかなり細かい加工も可能だ。
それでは、実際に撮影した作例を紹介しよう。
【まとめ】ニッチ向けだが需要の大きいセルフィースマホ
vivo V29はセルフィーやポートレート撮影をより楽しみたいと考えるユーザー向けの製品であり、ニッチな層をターゲットにしている。とはいえSNSに映える自分の写真をアップしたいという需要は旺盛であり、vivoもVシリーズの新製品を毎年投入しているほどだ。
ファーウェイも同類の製品「nova」シリーズを展開しており、自撮りスマホはこれからも独特の進化を遂げていくのだろう。いずれは男性向けにフォーカスした製品も出てくる時代がくるかもしれない。
この連載の記事
-
第486回
スマホ
折りたたみなのに薄い! 高性能で薄型軽量ボディーのvivo「X Fold Pro」 -
第485回
スマホ
デザイン優秀でおサイフ対応の「Nothing Phone(2a)」が5万円以下なのは間違いなく買い! -
第484回
スマホ
ハイネケンがSNS不可な世界一退屈なケータイを発売! デジタルデトックスに最適だ! -
第483回
スマホ
カメラスマホ「nubia Z60 Ultra」は35mmカメラで歪まず撮影が楽しい -
第482回
スマホ
6万4000円の低価格折りたたみスマホ「Blackview Hero 10」は普段使いなら問題ナシで使いやすい -
第481回
スマホ
「ROG Phone 8 Pro」は性能が良いにもほどがある! 日常使いもゲーミング機能も超充実 -
第480回
スマホ
強力なAI機能を備える「Pixel 8a」、1万円の値上がりもコスパは健在 -
第479回
スマホ
祝日本上陸! ライカカメラ搭載「Xiaomi 14 Ultra」ならエモい写真が撮り放題だ -
第478回
スマホ
「Zenfone 11 Ultra」は大型化路線! それは多くのニーズを満たすスマホへの進化 -
第477回
スマホ
ゲーミングスマホの領域を超えた! カメラ性能も大幅強化のASUS「ROG Phone 8」 海外版を一足先にチェック! -
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 - この連載の一覧へ