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AI・クラウドネイティブの懸け橋となるネットワーキングリーダーの誕生なるか

米HPE、ジュニパーネットワークスを140億ドルで買収

2024年01月10日 15時30分更新

文● ASCII

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 米HPEは、2024年1月9日(米国時間)、ジュニパーネットワークス(Juniper Networks)を約140億ドルで買収する正式契約を締結したことを発表した。

 HPEは本買収により、同社のネットワーキング事業の規模は倍増。「包括的なポートフォリオを持つ新たなネットワーキングリーダーが誕生する」と謳う。AIとハイブリッドクラウド主導のビジネスが拡大し、エッジからクラウドまでのデータを接続、保護、分析するソリューションへの需要が加速する中で、ネットワークを重要な接続コンポーネントと見据えてポートフォリオを拡充する狙いだ。

 HPEとジュニパーのポートフォリオが組み合わさることで、HPEのエッジツークラウド戦略(Edge-to-Cloud)において、クラウドネイティブアーキテクチャを基盤したAIネイティブなネットワーキングが強化される。

 またHPEは、既存のジュニパーのユーザーに対しても包括的なソリューションを提供できるようになり、データセンターネットワーキングやファイアウォール、ルーターといったネットワーキング事業の範囲も拡大する。

 なお買収完了後に、ジュニパーの最高経営責任者(CEO)ラミ・ラヒム(Rami Rahim)は、HPEの社長兼最高経営責任者であるアントニオ・ネリ(Antonio Neri)の直属として、統合後のHPEのネットワーキング事業を指揮する。

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