国際ロボット展へ行ってきた。
国際ロボット展というのは、東京ビッグサイトで開催される2年に1度のロボット専門の展示会だ。ロボット専門展としては世界最大規模らしい。
今回は2022年3月9日から3月12日まで開催していた。
筆者は高校生の時に国際ロボット展に初めて行き、以来10年ほどスケジュールが空いていれば行くようにしている。
Twitterに動画を載せて実況していたので、そちらを参照しながら展示を紹介したい。
ヤックルのような「RHP Bex」
今回一番楽しみにしていたのは、川崎重工の「RHP Bex」だ。4脚のヤックルのような形のロボットで、車輪走行をすることも4脚で歩くこともできる。
ロボット用OSの「V-Sido」を開発しているアスラテックが協力しているとのことで興味を持っていた。「V-Sido」は私が作ったウェアラブルロボットにも搭載されている。
川崎重工とアスラテックのBex!!! #国際ロボット展pic.twitter.com/bJcKRRk5XA
— きゅんくん (@kyun_kun) March 11, 2022
動画は、「RHP Bex」が歩いている様子と、車輪走行にトランスフォームする様子だ。
デモは、農業を手伝うというストーリーで、道が悪いところでは4脚歩行、舗装された道路では車輪走行をするというものだった。この動画の後に荷物を運ぶというシーンもあった。
「RHP Bex」に限らず、川崎重工の人型作業ロボット「カレイド」、人型介護ロボット「フレンズ」は、ファンタジックなストーリーのデモを行なっていた。「カレイド」の場合は「人間の同僚たちはカレイドを同僚として扱っている」という趣旨の口上があったり、「フレンズ」の場合は「車椅子を押しているフレンズがご近所さんと出会って恥ずかしそうに挨拶する」という場面があったり、現状の技術との乖離を感じてしまった。
「RHP Bex」そのものとしては、4脚というデザインも車輪走行ができるというのも好みだった。
ただ、大きい会場でのデモだからなのか、移動するスピードが遅いのは気になった。
荷物を運ぶということに関しては、友人と「荷物をBexに載せるのが一番大変なのではないか、そこを何とかしたほうがいいのではないか」と話していた。
ぶどうを収穫するロボットアーム
他に興味を持ったのは、ヤマハ発動機のタフネスロボットアームだ。
展示では、雨を想定した水流のなかでの農業を想定したアームロボットがあった。
ヤマハ発動機のタフネスロボットアーム! #国際ロボット展pic.twitter.com/dRGv3kEzdD
— きゅんくん (@kyun_kun) March 11, 2022
現在はぶどうの収穫を想定して作っているそうだ。ぶどうの収穫は繊細な作業だ。その繊細な作業を屋外で雨の日でも行なえる、というようなタスク設定らしい。
まだプロトタイプで、一緒に協業するパートナーを探しているとのことなので興味のある企業さんはぜひ連絡してみてほしい。
マネキン屋さんがやってるロボット
小さいブースのなか、私の知らなかったところで興味を持ったのは、マネキン屋さん「吉忠マネキン」のサービスロボットだ。
マネキン屋さんがやってるロボットめちゃデザイン自然でよかった!YOSHICHUマネキンってとこだった! #国際ロボット展pic.twitter.com/LdIPDRpgvg
— きゅんくん (@kyun_kun) March 11, 2022
百貨店のディスプレイなどを担当する時の技術を応用したそうだ。
自然に社会に溶け込みそうなマネキンらしいデザインで感銘を受けた。ロボットに着せる衣装も未来すぎたりせず自然なものだった。
Scratchで動かせるロボット
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