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キャッシュレスなスマート指輪「EVERING」スマートロックに対応

2022年03月16日 09時00分更新

文● 太田百合子 編集●飯島恵里子

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bitlock MINI(中央)とbitreader+(右)、「bitlink」(左)の3点をセットで販売

EVERINGでスマートロック「bitlock MINI」を解施錠

 新機能はビットキーのスマートロック「bitlock MINI」と、テンキーによる解錠やNFCリーダー機能を備える「bitreader+」の組み合わせで利用可能。事前に専用アプリでEVERINGを鍵として登録しておけば、bitreader+にEVERINGをかざすだけで、内側のサムターンに取り付けられたbitlock MINIのモーターが回転し、解錠できるしくみだ。EVERINGとbitreader+の間はNFC、bitreader+とbitlock MINIの間はBluetoothで接続する。専用アプリではオートロックなどの設定も可能。さらにWi-Fi経由でインターネット接続を可能にする「bitlink」を組み合わせれば、離れた場所からの遠隔操作や解施錠確認も可能になる。

bitreader+にEVERINGをかざすと、ドアの反対側でbitlock MINIがサムターンを回し、解錠するしくみ

 ビットキーではbitlock MINIを年額5980円のサブスクリプションサービスとして販売していて、bitreader+「bitlink」とのセット販売も行っている。同社専用サイトでのセット販売価格は2万9900円(2年目以降は5980円/年)となっているが、今回EVERINGでは「EVERING限定 bitlock 2年契約バリュープラン」として、同セットを2万3920円(2年目以降は5980円/年)で、自社のオンラインストアで販売する。

2年契約の限定プランを提供。1年目、2年目をあわせて2万9900円で利用できる

 bitlock MINIとbitreader+以外にも、NFCリーダー機能を備えたスマートロックはあるが、川田氏によれば同製品はEVERINGを使ってスマートに解錠できるように、通信距離や速度が最適化されているという。bitlock MINIとbitreader+の組み合わせは、レオパレス21が国内44万戸に導入予定の、ビットキーのスマートロックの一部でも採用される予定。EVERINGはこれらの導入物件でも、利用可能となる見込みだ。

スマホの専用アプリからNFCの登録画面に進み、bitreader+にEVERINGをかざして登録する。最大100個のEVERINGを登録できる

 EVERINGは「Less is smart」をビジョンに掲げ、「EVERINGひとつで、不便なく、無駄なくを目指す」としている。決済のスマート化に続いて、スマートロックで「ワークライフのスマート化」を目指すが、さらにその先にはヘルスケア、エンタメテック、シェアリングなど様々なシーンにEVERINGの機能を拡張し、「社会のスマート化」に取り組む考えだ。

EVERINGの機能を拡張し、様々なシーンでリングひとつで、スマートな暮らしの実現を目指す

 スマートロック対応も家庭用の製品だけでなく、オフィスの入退館/入退室管理システムでのEVERINGの活用も視野に入れていて、正式なサービスのローンチに先駆けて、EVERINGをオフィスへ導入するモニター企業を募集することも発表された。契約は先着順で100台限定。モニター特典として、購入台数の10%が無償提供される。

 

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