Xiaomi(シャオミ)は拠点を置く中国のほか、欧州でも人気の高いITテクノロジーブランドだ。シャオミのコンシューマー向け製品の中には、スマートフォンやIoTデバイスをはじめ、日本にはまだ上陸していないモーターを積む電動キックボードもあり、若年層を中心に人気を集める。そのシャオミが満を持して2019年12月に日本向け新製品群を発表した。
今回は多くの機能を備えながら3839円という驚きの低価格を実現した、フィットネスバンド「Mi Smart Band 4」の実力を探ってみた。
軽快な装着感。タッチ操作も反応よし
Mi Smart Band 4(以下、スマートバンド4)は、さまざまなアクティビティトラッキング機能を搭載している。ペアリングしたスマホからの通知を、手元で確認できるスマートガジェットにもなるが、やはり健康増進・管理を目的としたフィットネス用途にもっとも真価を発揮できるだろう。
0.95型の有機ELディスプレイを搭載した22.1gの本体をシリコンストラップに装着すると、リストバンドの体を成す。最大水深50mまでの防水対応だ。シャワーを浴びたり、布団に入る場面でも身に着けていられるサイズ感がいい。もちろんスポーツをする時には本体が軽いことがなによりありがたく感じられる。パッケージにはブラックのシリコンストラップが同梱されているが、オプションとしてさまざまな色・素材の交換ストラップも販売されている。
有機ELディスプレイは、スワイプ・タップ操作に対応する。画面の明るさを使う環境に応じて5段階から変えられるので、よく晴れた日の屋外でも表示は見やすかった。
画面タッチの反応がもたつかないので、体を動かしながらの操作もストレスがない。手首を持ち上げて角度を変えると画面がスタンバイからオンになる。反応速度は標準設定でも十分に速いが、モバイルアプリの設定から感度も上げられる。画面のデザインも自由にカスタマイズできる。