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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第73回

さらなる新色も開発か:

アップルiPhone来年どう変わる

2019年12月18日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura 編集● ASCII

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●カメラはもうしばらくこのまま行く?

 2019年のiPhone 11シリーズのいずれのモデルにも、超広角カメラが追加されました。35mm換算で13mmの画角は、目の前の風景やグループフォトをより広々と撮影するには十分な利便性。しかし普段使いには難易度の高いレンズと言えます。

 超広角でカッコイイ写真を撮り続けるのはなかなか難しいものです。それもそのはず、フレームに収まる範囲が拡がるので、それらをすべて見栄え良く整える必要があるわけで……。超広角にしては、レンズのゆがみも良く補正されています。

 13mmのレンズの難しさとして、光学手ぶれ補正が内蔵されていないため、手持ちのビデオでは手ぶれが大きくなってしまう点も挙げられます。超広角カメラの光学手ぶれ補正については、ぜひ次のモデルで採用して欲しいと思いました。

 超広角カメラはカメラとして活用するだけでなく、広角カメラでの写真・ビデオ撮影時、フレームの外まで記録・保持して後からトリミング機能を使って写真の範囲を拡げることができる仕組みを取り入れました。これが地味に便利で、通常の撮影でどうしても並んでいる人が切れてしまう場合、切れた状態で撮影して後からちょこっとフレームを拡げて写真に含める、と言った使い方ができます。

 これもiPhoneのシリーズ全体を通じて継続して採用してほしいと思いましたが、まだまだ使いこなしている人も多くないはず。今後新たなカメラ機能の追加も含め、期待できるのではないでしょうか。

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