今回は、最近とても重要性を感じる「境界線(プラットフォーム)を超える能力」について書いてみたい。
Twitterが日本に大きく普及してから10年ほどが経つが、その中身は10年前とは大きく異なってきていると感じる。
日本ではまだ元気に見えるTwitterだが、手もとに記録してあるデータを見ると、僕のまわりでも、最盛期に比べ、確実にユーザー1人あたりの書き込み数は減り、質も変わったと感じられる。Twitterもいつか終わりゆくのだろう。
その中で思い出したのが「10年前に栄華を誇った人気のTwitterユーザー(アルファツイッタラー)は、今どうなっているのだろう?」ということだった。
当時、日本中のすべてのツイートの中から最も「いいね」を集め、fav数のTOPに君臨していた人気Twitterユーザーたちが存在した。今と違うのは動画や画像がなかったり、その中に芸能人がまったくいなかったりすることで、純粋に140文字でものづくりをする職人のような存在だった。彼らはTwitterが広がるのと同時にイベントに出たり、出版をしたり、さらに大きな仕事を掴んだりと、さまざまな活躍をしていた。
あれから約10年が過ぎたわけだが、その後の活動を調べると、
・まったく別の仕事で成功している人
・いまだに同じくらいの人気の人
・以前より人気がなくなっている人
など、さまざまに分かれることがわかった。
ところが、面白いことに現在の活躍のレベルは「当時の人気」とはまったく比例していなかったのである。
当時は圧倒的な人気で、今も同じような活動をしているのに、以前ほど数字が上がっていない人もいれば、当時は必ずしも超人気とは言えなかったが、いつの間にかものすごい人気になっている人もいる。
それらの違いはどこにあるのかを見た結果、必要十分条件とは言えないが、1つのポイントがあることに気づいた。それが今日のテーマ「境界線を超える能力があるか?」である。
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