サイバーリンクは4月14日、動画再生ソフトの新バージョン「PowerDVD 15」を発表した。パッケージ版とダウンロード版、定額制のサブスクリプション版が提供される。
パッケージ版とダウンロード版は、すべての機能を備えた「Ultra」、基本的な機能を備えた「Pro」、必要な機能に絞った「Standard」の3種をラインアップ。アップグレード版は、バージョン13/14のユーザーが対象だ。
価格と発売時は以下の通り。
ダウンロード版 4月14日発売 | |
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PowerDVD 15 Ultra | 1万1800円 |
PowerDVD 15 Ultra アップグレード版 | 9799円 |
PowerDVD 15 Pro | 9499円 |
PowerDVD 15 Pro アップグレード版 | 6750円 |
PowerDVD 15 Standard | 4799円 |
パッケージ版 4月17日発売予定 | |
PowerDVD 15 Ultra | 1万2960円 |
PowerDVD 15 Ultra 乗り換え・アップグレード版 | 1万800円 |
PowerDVD 15 Ultra アカデミック版 | 9180円 |
PowerDVD 15 Pro | 9979円 |
PowerDVD 15 Pro 乗り換え・アップグレード版 | 7290円 |
PowerDVD 15 Standard | 5130円 |
すべてのバージョンでXAVC S、H.264、4K動画ファイルの再生に対応する。独自の高画質化技術「TrueTheater」を搭載し、彩色処理エンジン「TrueTheater Color」によりBlu-ray、DVD、動画ファイルの映像を分析し、「鮮やかさ」や「色合い」を最適化。肌のトーンや空の青さを認識し、本来の鮮やかでリアルな色彩を再現するという。
TrueTheaterの操作パネルも改善され、画質、音声調整機能がスマートスライダーでより直感的に操作できるようになった。
そのほか、Ultra HD 4K動画、120/240fpsのハイフレームレート動画の再生に対応。オーディオ機能では、WASAPI排他モードをサポートする。
Ultraでは、ISOイメージファイルの再生に対応。Blu-ray/DVDのイメージファイルを直接再生できる。さらに、H.265/HEVC再生時に、第4世代インテルCoreプロセッサー(Haswel Refresh)とNVIDIA製ビデオカード(Kepler)によるハードウェアアクセラレーションに対応。CPUの負荷を低減し、滑らかな再生が可能だ。
さらに、Ultraでは音声抽出機能をサポートし、動画ファイルやオーディオCDから指定したシーンの音声を抽出しファイル化が可能だ。YouTube動画からも抽出可能で、音声はMP3やAAC形式で保存できる。
サイバーリンクが提供するクラウドストレージ「サイバーリンククラウド」では、1年間無料で使える容量を20GBに増量。Ultraでは本バージョンから、クラウド上の動画ファイルのストリーミング再生が可能になった。