シャープ「AQUOS ZETA」、富士通「ARROWS NX」、京セラ「DIGNO T」と、国内メーカーのスマホを比較する2回目。スクロール、文字入力、起動時間、通信速度とチェックしていくが、果たしてスペックの差がそのまま結果につながるのか?
ARROWS NXがまずリード
実際のテストでどうなる?
今回もドコモ「AQUOS ZETA SH-01G」「ARROWS NX F-02G」、ワイモバイル「DIGNO T 302KC」の3機種を比較する。前回はスペックと料金比較を行ない、ARROWS NXが最高峰のスペックと、ガラケーからの機種変更では2年の料金が安いということでリードとした(関連記事)。
まずはそのスペックをおさらいしておく。
ドコモ 「AQUOS ZETA SH-01G」 |
ドコモ 「ARROWS NX F-02G」 |
ワイモバイル 「DIGNO T 302KC」 |
|
---|---|---|---|
メーカー | シャープ | 富士通 | 京セラ |
本体サイズ | 約76×141×8.9mm | 約74×144×9.4mm | 約65×132×11.2mm |
重量 | 約159g | 約166g | 約139g |
画面サイズ | 5.5型 | 5.2型 | 4.5型 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1440×2560ドット | 540×960ドット |
OS | Android 4.4.4 | Android 4.4.4 | Android 4.4.2 |
CPU | クアッドコア 2.3GHz | クアッドコア 2.3GHz | クアッドコア 1.2GHz |
ROM/RAM | 32GB/2GB | 32GB/3GB | 8GB/1.5GB |
メモリーカード | microSDXC(128GB) | microSDXC(128GB) | microSDHC(32GB) |
下り最大通信速度 |
150Mbps (Xi) |
150Mbps (Xi) |
76Mbps (AXGP) |
LTE対応周波数 |
2GHz/1.7GHz/ 1.5GHz/800MHz |
2GHz/1.7GHz/ 1.5GHz/800MHz/ 700MHz |
2.5GHz(AXGP)/ 2GHz/900MHz |
キャリアアグリゲーション | × | × | × |
VoLTE | ○ | ○ | × |
無線LAN | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 | 2.4GHz対応 |
テザリング | ○(最大10台) | ○(最大10台) | ○(最大8台) |
カメラ画素数 |
1310万画素CMOS (裏面照射型) |
2070万画素CMOS (裏面照射型) |
800万画素CMOS (裏面照射型) |
インカメラ |
210万画素CMOS (裏面照射型) |
240万画素CMOS (裏面照射型) |
196万画素CMOS |
防水/防塵 | ○/× | ○/○ | ○/○ |
ワンセグ連続視聴 | 11時間10分 | 8時間40分 | × |
フルセグ連続視聴 | 7時間40分 | 6時間20分 | × |
FeliCa | ○ | ○ | × |
赤外線通信 | ○ | ○ | × |
NFC | ○ | ○ | × |
Bluetooth | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
MHL(HDMI) | × | × | × |
Miracast | ○ | ○ | × |
SIM形状 | nanoSIM | nanoSIM | microSIM |
バッテリー容量 | 3300mAh | 3500mAh | 2000mAh |
Qi | × | × | × |
カラバリ | Indigo、White、Cyan、Coral | Black、White、Orange | ブラック、ホワイト、ブルー、オレンジ、グリーン |
AQUOS ZETAとARROWS NXはスペックが近いものの、DIGNO Tはスペックがやや見劣りする。反面本体サイズはコンパクトで、タフネス性能も持つ。今回のスピードチェックでこの違いが結果に影響するのか気になるところだ。それではスクロール操作のチェックから。
メールの500通スクロールは
DIGNO Tがスピーディー
メールを500通受信しておき、片手操作でスクロール。500通目に達したのが一番早い機種が勝ち。アプリはGmailを使い、ストップウォッチで計測。各機種3回勝負だ。
AQUOS ZETA | ARROWS NX | DIGNO T | |
---|---|---|---|
最速タイム | 5秒27 | 8秒71 | 4秒64 |
平均タイム | 5秒52 | 9秒18 | 4秒98 |
これが意外なことにスペックが最も低いDIGNO Tの勝ち。スクロールは俊敏で、一瞬止まることもあるが、一気に進んでいく。途中で表示が省略されているだけでなく、本体サイズがコンパクトなので当然指も動かしやすい。
続くのがAQUOS ZETA。こちらはスピーディーというよりも“滑らか”。心地よいスクロールで始まる。ただし後半になるとスクロールが何度か止まってしまった。
ARROWS NXはDIGNO Tと同じくスピーディーで一気にスクロールする。爽快感があり、一瞬止まることもあったが気にならない。一方で表示があまり省略されていないようで、なかなかスクロールが終わらなかった。
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