新レンズスタイルカメラ「ILCE-QX1」、「DSC-QX30」
昨年のIFAで発表された、レンズスタイルカメラ「QX」シリーズの最新モデル。「ILCE-QX1」は、型番からもわかるように一眼カメラ「αシリーズ」として位置付けられる製品で、ミラーレスαシリーズと同じEマウントを備え、Eマウント対応の交換レンズを装着可能となっている点が最大の特徴。撮像素子に2010万画素のAPS-Cサイズ「Exmor R」を採用しており、システム的には「α5000」とほぼ同等となる。
また、一眼レフαシリーズのAマウント対応交換レンズも、マウント変換アダプターを利用することで装着できる。このあたりは、ミラーレスαと全く同じだ。
レンズ交換式になってはいるが、使い方はQXシリーズと全く同じ。スマホなどとWi-Fiで接続し、スマホ側の画面を見ながら撮影を行なう。QX-10などと違い、本体にズーム調節用レバーは用意されないが、シャッターボタンは用意されるので、本体を持ってシャッターを切ることも可能だ。本体にポップアップストロボを内蔵する点も、他のQXシリーズにはない特徴。ただ、サイズが小さいので光量は少なく、大きなレンズを利用する場合にはケラレも発生すると思われるが、スナップ用途としては十分に活躍してくれそうだ。
撮影は静止画に加えて、1080/30pのMP4動画も撮影可能。静止画は秒間最大10枚の撮影ができ、RAWデータの保存にも対応。もちろんNFC対応で、NFC対応スマホとはタッチで簡単に接続できる。記録メディアはmicroSDまたはメモリースティックマイクロ(M2)に対応。本体サイズは74×52×69mmで、重量は216g(いずれも本体のみ)。発売時期は2014年10月頃を予定しており、価格は未定。
「DSC-QX30」は、従来モデルの正統進化版。35mm換算で24~720mmの30倍光学ズームレンズを採用する製品。光学手ブレ補正機能も搭載しており、望遠でもブレの少ない写真が撮影できる。撮像素子は1/2.3型の「Exmor R」で、解像度は2030万画素。本体サイズは68×57×65mm、重量は178g。発売は2014年9月を予定しており、北米での販売価格は349.99ドル。
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