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大型乗用トラクターからミニ耕うん機、植物工場用システムまで

ヰセキ、新時代に向け使いやすく“カッコいい”デザインの農機を発表

2014年06月20日 17時24分更新

文● 行正和義

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ヰセキトラクタ TJV3シリーズ(創立90周年記念ブルーメタリック塗装仕様)

 井関農機は6月19日、大型トラクターから田植機、家庭用ミニ耕うん機、植物工場用システムまで農機の新モデル30機種を発表した。6月から順次発売する。

軽快さを演出した新デザイン採用するとともに作業効率を上げる各種機能を搭載、湛水直植えなど多目的利用も可能な田植機「さなえ NPシリーズ」(196万2360円より)

 今年は同社創立90週年にあたることを記念するとともに、昨今の農地集約化や大規模化、農業法人などの多様化といった流れを受け、フラグシップとなるトラクター「T.Japan TJWシリーズ」は使いやすさとともに、若者にも乗ってみたいと思わせる“かっこよさ”を考えた新デザインにしたという。

電動ズームオーガ(排出用の筒)や車体水平制御機能など人気の特徴はそのままに機能を絞り込ん低価格化したコンバイン「HFGシリーズ」(558万3600円より)

 「T.Japan TJWシリーズ」は108馬力の「TJW108」と120馬力の「TJW120」の2モデル。タブレット機を通して作業管理するISEKIアグリサポート標準装備、日農工規格のAGポート、LED作業灯、カラー液晶メーターパネル、エアサスペンションシート、オートエアコンなどを搭載。価格はTJW120で1115万6400円より。

ノーパンクタイヤや4WS(4輪操舵)など人気の機能を充実しつつ、アジア共通設計によって価格を大幅に抑えて農薬散布や収穫など多彩な利用が可能な乗用管理機(285万1200円より)

 トラクターのほか、コンバインや田植機、管理機なども創立90周年を記念し、従来機と同クラスながらより価格を下げたモデルや、機能を追加しつつもの従来機と同価格に抑えたモデルなど、ラインナップを一新した。また、新たに植物工場用の自動計測装置を発表するなど、新時代の農業に対応する製品ラインナップとしている。

野菜工場で自動走行、蛍光計測して成長を管理する「植物育成計測装置」(270万円、2015年1月発売予定)

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