井関農機は6月19日、大型トラクターから田植機、家庭用ミニ耕うん機、植物工場用システムまで農機の新モデル30機種を発表した。6月から順次発売する。
今年は同社創立90週年にあたることを記念するとともに、昨今の農地集約化や大規模化、農業法人などの多様化といった流れを受け、フラグシップとなるトラクター「T.Japan TJWシリーズ」は使いやすさとともに、若者にも乗ってみたいと思わせる“かっこよさ”を考えた新デザインにしたという。
「T.Japan TJWシリーズ」は108馬力の「TJW108」と120馬力の「TJW120」の2モデル。タブレット機を通して作業管理するISEKIアグリサポート標準装備、日農工規格のAGポート、LED作業灯、カラー液晶メーターパネル、エアサスペンションシート、オートエアコンなどを搭載。価格はTJW120で1115万6400円より。
トラクターのほか、コンバインや田植機、管理機なども創立90周年を記念し、従来機と同クラスながらより価格を下げたモデルや、機能を追加しつつもの従来機と同価格に抑えたモデルなど、ラインナップを一新した。また、新たに植物工場用の自動計測装置を発表するなど、新時代の農業に対応する製品ラインナップとしている。