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2020年までの一般化目指す

4K TVの試験放送始まる。記念式典で谷村新司さんらコメント

2014年06月02日 17時30分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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4K専門チャンネルの「Channel 4K」が開設、4Kテレビの試験放送が開始

 TV局や家電メーカーなどからなる社団法人 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が、6月2日より4Kテレビの試験放送を開始した。

 4K解像度の番組は「Channel 4K」のチャンネル名で、124/128度CSデジタル放送(Ch番号:502)を通じて放送される。ジャンルはスポーツ、音楽、ドキュメンタリーなど多岐に渡り、視聴料は無料。放送時刻は13時から19時まで。

司会はテレビ朝日の小川彩佳アナウンサーが務めた

 放送開始を記念して都内で開催された記念式典には、川上陽子総務副大臣やミュージシャンでタレントの谷村新司さんらが参加。「撮られている分には変わらないが、モニターで見てみると本当に違う。特に黒の色味など、肉眼の感覚と限りなく近い(谷村新司さん)」など、フルHDの4倍の解像度となる4Kテレビならではの良さを述べた。

 試聴には4K放送対応テレビ、ハイスピードHDMIケーブル(カテゴリー2)、スカパー!ICカード、スカパー!プレミアムサービス対応アンテナ(124/128度CSデジタル放送対応)に加えて、4K放送対応チューナーが必要だ。一般家庭向けの対応受信機としてはシャープが6月25日に「TU-UD1000」を発売するほか、ソニーでも秋頃までに対応チューナーを発売することを発表している。

4K放送のデモとして上映されたアリスの武道館コンサートの映像を映したもの。肉眼に近い鮮明さがあった

 試験放送の終了時期は現時点で未定となるが、「民間の放送局が4Kでの放送を始めた頃には徐々にフェードアウトしていく予定(次世代放送推進フォーラム 須藤修理事長)」としている。なお同法人では、2020年の東京オリンピックまでの4K放送一般化を指針の一つとしているようだ。

ソニーでは今秋発売予定の4K対応チューナーのモックや、4K対応機器などを展示

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