OpenStackに対応する「Dell Active Fabric」コントローラも投入へ
デル、コアスイッチ「Z9500」やSDN/NFVソリューション発表
2014年04月17日 06時00分更新
4月16日、デルはスケールアウトに応じたライセンス追加・拡張が可能な10/40GbEデータセンター向けコアスイッチ「Dell Networking Z9500」を発表した。ハイパフォーマンスコンピューティングやWeb 2.0、仮想化などのワークロードに最適だという。
Z9500は、1U当たりの密度が3倍、スループットが10Tbpsであり、前世代のデルのスイッチ製品と比較してレイテンシも半分になっているという。3Uコアスイッチは、40GbEの132ポートを標準搭載し、10GbEの528ポートまで拡張可能となっている。
固定ポートのスイッチは、36、84、132ポートのSKUに対して、必要に応じたライセンスの追加・拡張が可能。小規模なデータセンターのファブリック構築が可能で、需要の増加に応じたファブリック容量の増加に対応する。ポートあたりの電力消費量も競合製品と比較して約半分。製品は4月に米国、6月下旬以降には各国で提供開始される。
また、OpenStackに対応する「Dell Active Fabric」コントローラも発表された。クラウドやXaaS環境向けにネットワーク機能を簡単かつ安全に構成・導入できるように設計。エンタープライズのOpenStack導入を促進する「Dell OpenStack Powered Cloud」ソリューションのオプションコンポーネントでもある。簡単なプラグアンドプレイのデバイス探索やプロビジョニング、自動化されたトポロジや転送の最適化、ファブリック全体のプログラミング、簡単に操作できるライフサイクルなど、ネットワーキングに必要な最新機能を提供。2014年第2四半期に各国で提供開始する。
さらにデルは、CloudNFVといった業界推進団体やレッドハットなどのパートナー企業とともに、クラウドベースのNFVソリューションの商業化に注力するという。デルとレッドハットが共同開発中のOpenStackベースのNFVおよびSDNソリューションは、2014年に提供を開始する。