2月26日、アクロニスとウイングアークは、高速なデータ転送を可能にするディザスタリカバリソリューションの提供において協業することを発表。アクロニスのバックアップソリューション「Acronis Backup & Recovery 11.5」と、ウイングアークの高速データ転送ツール「CLOUD TRANSPORTER(クラウド トランスポーター)」を連携させるという。
ネットワーク経由でバックアップ・アーカイブの遠隔地移動やコピーを行なう場合、完全バックアップを実施した際のデータ転送に長時間を要するという課題がある。ブロックベースの増分バックアップを実施した際も、バックアップ対象が多数となった場合は、同じ課題が生じる。この課題を、両社の製品を連携させたソリューションが解決するという。
具体的には、Acronis Backup & Recovery 11.5で生成された、遠隔地で復元が可能なバックアップアーカイブを、CLOUD TRANSPORTERにより高速転送できるようになる。オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドなど環境を選ばずにディザスタリカバリに有効なバックアップソリューションとして、即座に利用できるようになるという。
Acronis Backup & Recovery 11.5は、高速なイメージバックアップとベアメタル復元をコアテクノロジーとするディザスタリカバリ、データプロテクションを単一プラットフォームで実現する。CLOUD TRANSPORTERは、世界中に張り巡らされたネットワーク上をセキュアに高速転送する技術を活用したファイル転送ツールになる。