17位スタートも「気がつけば4号車作戦」炸裂!
決勝日の鈴鹿は最初こそ天気が悪かったものの、レースが始まる頃にはすっかり快晴。天気も夏の鈴鹿らしく、強烈な日差しと気温、そして路面温度になった。応援シートも100人以上の参加者で埋まっている。これは盛り上がりそうだ。
1000kmレースでは4回のピットストップが義務付けられており、最低でも5回は走らなければならない。ヨルグ選手が何回走るのかも注目されていた。
スタートドライバーを務めるのは片岡選手。17位からのスタートなので、序盤の混乱に強い片岡選手ならきっとほかのクルマに飲み込まれずに、混乱を脱してくれるだろう。片岡選手は期待通りスタート直後から徐々に順位をあげていく。最初のピットインである20周目までには、なんと9位まで上がっていた。
すぐにタイヤ交換とガソリン満タン、そしてドライバーは注目のヨルグ選手に交代しピットアウト。「常にフレッシュなタイヤでクリアなところを走る」と大橋監督は今回の作戦を説明した。事実、ヨルグ選手は上位陣に迫るタイムを連発し、気がつけばなんと総合2位を走っていた! そして2位の座を明け渡すことなく、48周目にルーティーンのピットインへ。次はいよいよ谷口選手が出陣だ!
アウトラップで若干順位がダウンしたものの、徐々に元の位置に戻りつつあったとき、60周目直後に#86 クリスタルクロコ ランボルギーニのタイヤがバースト。セーフティーカーが入ることになった。だが、運がよかったのか、セーフティーカーによる影響はあまりなかった。ほかのチームはガソリンの心配などもあったのか、入ってはいけないタイミングでピットに入ってしまい、セーフティーカーが解除されたら90秒という重いペナルティーを課せられたチームがなんと11チームもあった。
セーフティーカー解除後も2位のまま走り続けるミクZ4。谷口選手は84周目にピットインし、2回目の片岡選手へ交代した。アウトラップでは6位で復帰。まだまだ2位に戻れる位置である。なお、1位は#61 SUBARU BRZがとんでもないスピードで走っており、何かが起きない限り追いつくのは不可能なほどの独走態勢を築いていた。レースも中盤を過ぎる頃には、ほかのチームはペナルティーで入ったピットインなどもあって、順位がごちゃごちゃになっていた。しかし、こんなときに強いのがGSR&Studie with TeamUKYOである。
この連載の記事
-
第36回
ゲーム・ホビー
かっちょいいレースの写真をネッチリ堪能できる写真展! -
第36回
ゲーム・ホビー
初音ミクGTプロジェクト、2014年のチーム体制を発表! -
第35回
ゲーム・ホビー
ミクGTプロジェクト、2013年のレースはすべて終了! -
第34回
ゲーム・ホビー
【JAF戦速報】レジェンドは優勝、GTレースは3位で終える -
第33回
ゲーム・ホビー
ミクZ4、最終戦は4位! 2013年はランキング3位で終了! -
第32回
ゲーム・ホビー
【決勝速報】ミクZ4、ラストバトルは4位チェッカー! -
第31回
ゲーム・ホビー
【予選速報】ミクZ4最後の戦い! 予選は7位通過! -
第30回
ゲーム・ホビー
ミクZ4、怒濤の2連勝で王座奪還が目の前に! -
第29回
ゲーム・ホビー
【決勝速報】阿蘇に勝利の凱歌! ミクZ4、2連勝! -
第28回
ゲーム・ホビー
SUPER GT オートポリスの予選は天候不良で中止に! -
第27回
ゲーム・ホビー
今年もアツイ! グッスマ主催のカート大会決定! - この連載の一覧へ