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月額980円の激安SIM「OCN モバイル エントリー d LTE 980」のお得さと実用性を検証する!
2013年08月09日 11時00分更新
速度制限後の200kbpsでも十分実用的に使える!
「OCN モバイル エントリー d LTE 980」では1日のデータ通信量が30MBをオーバーすると、通信速度が当日に限り200kbpsまで低下してしまう。112.5Mbpsから200kbpsまで下がることを考えると、ネットが遅くて使いものにならないのでは? と思うかもしれない。しかし実際に使ってみると、それほどストレスを感じないのだ。
とりあえず30MBの転送量を超えて速度制限が適用された状態で通信速度を計測してみたところ、下りで244kbps、上りで413kbpsという結果となった。本来は200kbpsに制限されているはずだが、状況によっては制限速度以上のスピードでアクセスできる場合もあるようだ。
では、速度制限が適用された状態での使用感をまとめてみよう。まずはYouTubeの動画に関して。YouTubeの公式アプリを使ってみたところ、20秒程度の短い動画なら30秒ほど待つと最後まで再生できるが、それ以上になると10~20秒再生するごとに30秒程度の待ち時間が発生する。実際に1分程度の動画を再生してみたところ、最後まで再生するのに3分30秒かかった。この点から考えても、動画の再生はあまり現実的でないと言える。
Webページの表示速度を調べるためにASCII.jpのトップページをブラウザーで開いてみたところ、ページがすべて表示されるまで約11秒程度かかった。読み込みが速いと言われるアマゾンのスマホ向け商品紹介ページでは数秒程度。これだけ速いなら、とくに問題はないだろう。比較的軽めのPC向けページならそれほど待たされないが、画像やFlashを多用したページでは1分以上かかることもある。
グーグルマップの公式アプリで新宿駅を検索してみたところ、地図が表示されるまでにかかった時間は約28秒。待てない時間ではないが、急いでいる時には少々厳しい速度と言えるかもしれない。
つぎにSNS向けアプリを見てみよう。フェイスブックの公式アプリでは、タイムライン上のサムネイルやアイコンを表示するのに少し待ち時間があるが、気になるレベルではない。フェイスブックページを開くのも一瞬だが、画像が多いとすべて表示されるのにそれなりに時間がかかるようだ。
公式アプリでツイッターを試してみたところ、とても快適に利用できた。タイムラインの表示もスムーズで、大量の更新があっても素早く表示される。ツイッターを利用する上では、200kbpsの通信速度でまったく問題はないだろう。
LINEやパズドラなど話題のアプリについても同様、ストレスなく利用できる。ただしアップデートやアドオンなどでデータをダウンロードする場合は、Wi-Fi環境から利用したほうがいい。
以上のように、一般的な使い方であれば動画を除いて200kbpsでもまったく問題ないことがわかる。ドコモのサービスの制限速度である128kbpsでは遅く感じることも多いが、「OCN モバイル エントリー d LTE 980」なら200kbpsでの柔軟で実用的な運用が可能なのだ。