「Security Privileged Identity Manager V1.0(PIM)」リリース
日本IBM、管理者IDを安全に管理するソフトウェア
2012年10月22日 06時00分更新
10月19日、日本IBMは管理者権限のログインIDを一元管理するソフトウェア「Security Privileged Identity Manager V1.0(PIM)」を発表した。
重要アプリケーションや機密データへのアクセス権限を持ち、一般的に「アドミニストレーター(管理者)」と呼ばれる特権ユーザーのログインID(特権ID)は、情報漏えい防止やコンプライアンスの観点で、安全な取り扱いが必要となる。にもかかわらず、特権IDの管理をシステムではなく人間が行なっていたり、簡易な手組みのワークフロー申請で済ませている企業も少なくないという。
今回発表したPIMは、ユーザーのポリシーに基づいてIDを管理するソフトウェア「Security Identity Manager」と、ユーザー認証処理を自動化するシングルサインオン機能ソフトウェア「Security Access Manager for Enterprise Single Sign-On」を相互に連携させることで、特権IDの集中管理を実現するソリューション。
特権ID管理サーバー、ログ管理サーバーおよび管理者のPCを準備し、それぞれにソフトウェアを導入することで、自動化されたプロセスの中で特権IDを安全に活用できる仕組みを構築できるという。
PIMにより、システムやサーバー台数が増加しても、特権IDの数を増やす必要がなくなるだけでなく、管理者が必要なときにだけ特権IDを使用できるようになるという。
PIMの使用料金は、1ユーザーあたり2万5200円(最小単位は50ユーザーから)。