炎天下、めちゃ暑い中ふらふらと、ああ熱中症にならないようにしなきゃと思いつつ隅田川沿いの公園内道路をふらふらと歩いてたら、道の反対側を一緒にのそのそと歩いてるヤツがいる。猫だ。
おお。気づかなかったよー。というわけで歩く速度を猫に合わせ、歩きながら撮影。液晶モニターを上に向けて腰をかがめて、中腰で歩きながら撮った写真がこれだ。歩きながらこの高さで撮るのは腰がつらいのだが一緒に歩いてる感が出てるでしょ。
で、このまま道に沿って向こうに行っちゃうのかなと、ちょっと先回りしてしゃがんで猫を見ると向こうもこちらに気がついたようでちょうど目が合った瞬間に撮影。目が合うと逃げていく猫が多いので、一瞬で撮るのが大事。
とまあ、ここまではいいのだ。このあと、とことことことこっちに向かってきたのである。逃げると思ってたのでこちらがびっくり。
慌てて撮るんだけど、ピントが合ってから撮影完了までのわずかな間に猫はこっちにきちゃうのだ、ピントが顔じゃなくて胴体とか首筋とかに合っちゃう。ピンボケである。
これが難易度高しなのだ。猫って逃げられても哀しいけど、逆にすりすりと寄られても撮影できなくて困るのである。人間ってわがまま。
で、結局、足元にやってきてごろん。ここまで近寄られると手のひらにおさまる小さなコンデジが使いやすいのだが、この日は持ってなかったので代わりにiPhoneで。
あまりにじっとしててくれないときはつかまえちゃうのである。すりすりしてくるってことはなでてほしかったり遊んでほしかったり食べ物をめぐんでほしかったり(たいてい、これなんだが)するわけで、首筋をなでて動きがとまった瞬間を狙って撮影。
ああ、鼻先に傷跡がありますな。耳に去勢の印もないので、地域猫ではなくノラなのかもしれない。それにしては人なつっこいのだけど、こうやって誰かが食べ物をくれるのを待ってるんだろう。
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