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2年連続の女王戴冠なるか? 5年目のミクGTプロジェクト 第22回

セパンで衝撃の幕切れ! ミクZ4に何が起きたのか!?

2012年06月23日 15時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●加藤智充、原 勝弘、編集部

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これもレース! しかし明るい未来が見えた

 結果的にミクZ4は12位、Mirai Z4は10位になった。15ポイントを落としたのは厳しいが、ミクZ4はランキング争いでは2ポイント差で2位にいる。80kgものウェイトハンデを背負ってのあの走りは、まだまだチャンピオンの可能性を感じさせてくれた。そう、まだ勝負権を失ったわけではないのだ。Mirai Z4も初のポイントを獲得し、まだまだ伸びしろがあることを証明してくれた。

 大橋監督は今回の結果を振り返り「前回、作戦がうまくハマったから今回も燃料はギリギリでいけるだろうという慢心があったのかもしれません。ちゃんと燃費についても綿密に話し合うべきだった。まだポイントランキングで上位にいるとはいえ、毎回ギリギリのギャンブルのようなことをやっているようではチャンピオンは獲れません。次戦のSUGOまでにはきちんと解決したいと思います。4号車(Mirai Z4)は、ペナルティーを課せられながらも、なんとかポイントを獲得できましたが、まだやれることはありますし、単純に喜べる状況ではないですね」と語った。

 谷口選手も「クルマの性能ではかなわないが、作戦次第では2位になれることがわかった。今回の取りこぼしは痛いけど、僕と片岡選手だからこそできる“タイヤ無交換”など、他のチームにはない強みを活かしてなんとしてもチャンピオン争いに食らいついていく」と、前向きなコメントをくれた。次戦のSUGOまでにはミクZ4は2012年モデルにアップデートされるというし、チームの総合力もライバルたちには引けを取らないし、GT史上初となる2連覇はまだ目の前にある!

 Mirai Z4だって、次は佐々木選手のホームコースだし、番場選手と一緒にまだまだ上位を狙える位置にはいる。2台のZ4の行く末はいまだ明るいぞ!

 セパンサーキットの様子や、日本でのパブリックビューイング、セパン後の生放送などは次回掲載!

奇蹟の1枚。39とミク

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