4月5日、カスペルスキーはDNS設定を書き換えるマルウェア「DNS Changer」の無料駆除ツール提供を発表した。
DNS Changerは、感染したPCの設定を変更し、ドメインネームサービス(DNS)の問い合わせ先を不正に構築されたDNSのサーバーに変更してしまうマルウェア。これにより、正規のサイトへ接続をしたくても、まったく異なるサーバーに誘導されてしまう。現在は不正なDNSサーバーを米連邦捜査局(FBI)が取り除き、代わりに正常に動くDNSサーバーを設置しているため大きな混乱は発生していないが、このDNSサーバーは7月以降もサービスを継続するとは表明されていない。
カスペルスキーが無償配布するのは、DNS Changerおよびその亜種を発見し、駆除するツール。同社では、7月以降も正しくネットワークを活用できるよう、全ユーザーがDNS Changerの感染確認を行なうよう推奨している。
ツールのダウンロードや詳細については、同社の特設サイトを参照のこと。