2012年度版セキュリティーソフト対決の3回目は、注目の「軽さ」をチェックしたい。対決させるソフトは、今回も「マカフィー トータルプロテクション2012」「ノートン インターネットセキュリティ2012」「ウイルスバスター2012 クラウド」の3種類。テスト環境は特集第2回と同じNECの「LaVie S LS150/FS」で、インストール後の標準設定状態でテストしている。
セキュリティーソフトにとって、「軽さ」はここ数年注目ポイントではあるものの、軽さを見せつけるあまり、「設定を甘くしているのではないか?」という懸念もつきまとう。
一方、多くのユーザーはインストール後に、セキュリティーソフトの設定を細かく見直すようなことはしない。筆者も自分のマシンにインストールしたのち、設定を厳しくして運用するか? と言われると「No」だ。コンシューマー向けのソフトゆえ、その辺は割り切ってのテストとなっている。
ストレージ使用量の少ないのはどれか?
インストール前のCドライブの使用量と、インストール後の使用量を比較すればどのぐらいストレージを必要とするのかがわかる。また、Windowsの「プログラムのアンインストール」でも把握できるだろう。
ところが、「プログラムのアンインストール」でHDD使用量が表示されたのはウイルスバスター2012だけで、ほかの2製品は表示されない。これはインストール後のアップデートによって、HDD使用量が増えることを考慮した結果だろう。
インストール後、最新状況になるまでアップデートを繰り返したのちのHDD使用量をまとめてみた(追加コンポーネントを入れない状態)。
最も消費しているトータルプロテクション2012と、一番少ないインターネットセキュリティ2012の差は約90MBだ。数年前のSSDストレージのネットブックならば気になるサイズだが、現在のパソコンならば、400MBのサイズで困るということはないだろう。このぐらいHDDを使うという参考値程度に思ってほしい。
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