ZIIIROブランドには、いくつかのモデルが存在するが、基本的に鮮烈なカラーと図形の重なり具合や位置、面積等の分布やバランスで、文字盤上で時刻を表現するデザイナー系腕時計だ。外周の「分表示の細い渦巻き」と、その内側にある「時表示の太い渦巻き」の先頭の位置で現在時刻を読み取る。秒針がないので、少し時間が経過しないとわかりにくい。
筆者の購入したBLACK-REDのGARAVITYは、ゴム素材でカバーされたステンレス製のバングル部分と時計のメカモジュールの2つからなり、総重量は実測でもたったの47g。ごく一般的な総ステンレス製の腕時計等に比べてその重量は3分の1程で、軽く、装着感も極めてナチュラルだ。
デザイナーズ系の腕時計は、デザイナーの発想を妨げずに、自由な形状を簡単に作ることのできるシリコンラバー系の素材が多く使用される。多くの場合、コストを抑えるために汎用のデジタル系パーツを利用することが普通だが、GRAVITYは正確な日本製のアナログ・メカニカルパーツをコストを抑えて上手に利用している。
時計本体のメカパーツとバングルを分離させることで、別のバングルと組み合わせて、複数のカラー・バリエーションを楽しむことができる。新入りだが、ZIIIRO社のGRAVITY腕時計は、LEGO社のオリジナルデザイン腕時計と、フォッシル社の腕日時計とならんで、人とのコミュニケーションのきっかけを確実に作ってくれる目立ち腕時計の注目株だ。
今回の衝動買い
アイテム:「ZIIIRO GRAVITY」
価格:120ユーロ(ZIIIROオフィシャルショップにて購入)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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