ソニー・サイエンスプログラムは、同社創立者井深 大氏による設立趣意書にも記されている科学教育支援の一環として実施されているもの。年間10数回程度、複数のテーマでワークショップが実施されており、2009年からの累計参加者は約7500名にまで達しているという。
その中で1年に1回、新規にテーマを設定してワークショップを開設することになっており、例えば昨年は3Dをテーマにしたワークショップを開催。今回、新規テーマとして「発電・蓄電」が選ばれて、開催された。今夏の電力不足をきっかけに急遽作られたテーマであるため、小学生には少し難しいテーマだったようだが、小学4年生男児の母親は、「こうした状況での電気のテーマだったので興味を持って応募した」とし、親子で楽しく学べたと満足そうで、今後も機会があれば参加したいと話していた。
子どもたちの科学教育の一環としてのサイエンスプログラムとして、ソニーでは今夏は東北大震災の被災地でも実施。子どもたちに科学に興味を持ってもらえるように、楽しんで学べるワークショップを今後も継続していきたい考えだ。