電球の価格と寿命で比べてみる
白熱電球の寿命は、およそ1500時間とされている。一方、電球型蛍光灯の寿命は1万時間程度、LED電球の寿命は、だいたい4万時間前後だ。
では、それぞれの寿命が来るのは、何年後なのか? 先のリビングの照明、デスクスタンド、階段・廊下灯といった用途ごとに計算してみよう。
ただし、ここでひとつ問題がある。白熱電球や電球型蛍光灯は、スイッチのON・OFFが多いと極端に寿命が短くなるという点だ。白熱電球を階段・廊下灯に使った場合、オンオフによる劣化を考えないと、計算上の寿命は8.2年になるが、そんなに長持ちした電球を見たことがない。そこで筆者の経験上から、階段・廊下灯に使ったときの寿命は、だいたい1年を切るぐらいを目安として、白熱電灯と蛍光灯の寿命を1/10とした。また風呂場はさほどスイッチのオンオフはないが、トイレの電球はかなり切れやすい。さらにキッチンの照明もオンオフが多いので、これらは白熱電球と蛍光灯の寿命を筆者の経験から1/2としている。
なおLED電球は、オンオフの多い場合でも寿命はさほど変わらないというメーカーの説明があったので(わが家ではまだLED電球が切れたことがないため、メーカーの話を信用するほかない)、階段・廊下灯や風呂場やトイレの照明として使っても寿命一杯まで使えるものと仮定している。
なんと! 階段・廊下灯を明日LED電球に変えたとすると、
次に交換するのは219年後!
家が200年持つとすれば、孫の代まで階段・廊下灯は切れずに点灯し続けるということだ。ただこのグラフでは、最大値の219年に引っ張られてて、ここ数年の様子が見づらいので20年間に拡大してみると、次のようになる。
1日8時間点灯するリビングの照明では、白熱電球は半年に1回交換、電球型蛍光灯は3年半に1回交換しなければならないが、LED電球は13年間点灯し続けるという計算結果になった。13年後の俺って一体何歳になってるんだろう?(笑)
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