iPadやiPad 2を購入する時に、少しだけ安価なWi-Fiモデルにするか、キャリアのランニングコストが毎月必要なWi-Fi+3Gモデルにするか悩んだユーザーは多いだろう。どちらかと言えば、筆者は3G通信機能はすべてのデバイスに内蔵されているのが普通になると考えている。なので、複数のWi-Fi デバイスから1台の”モバイル・ルーター”を共有利用することにはどちらかと言えば否定的だ。
そして以前、筆者はWi-FiだけのiPadを買って大きく後悔した経験もあるので、iPad 2購入の際は、Wi-Fi+3G (SIMフリー)モデルを海外から個人輸入し、ドコモ回線を利用して超快適な通信環境を手に入れていた。
予想通り、自宅以外では殆どWi-Fiの出番はなかったが、唯一の例外は国内外の出張先ホテルの客室だった。今や、3G回線のパフォーマンスは著しく向上したが、有線LANによるネットワーク環境とは、まだまだ大きなパフォーマンス差がある。みすみす客室に無料の有線環境があるにも関わらず、3G回線に執着することはない。
しかし、読者もご存じのように、多くのスリムなタブレット型クライアントにはWi-Fi 通信機能は標準搭載されているが、サイズの大きなRJ45ポートは備わっていないのが普通だ。そんな時、客室の有線LANを無線LANに変換できればすべては解決だ。具体的には、客室のRJ45ポートに接続する“Wi-Fi アクセスポイント”を出張に持って行けば解決する。
既にスモールサイズのアクセスポイント市場には、いくつかの先行商品が販売されているが、その中でも極めてコンパクトで手軽に持って行けるのがプラネックスコミュニケーションズの「リアルポータブルWi-Fi ルータ」(MZK-RP150N)だ。大きさはクレジットカードの半分以下サイズ。重量はなんとたった27g。USBバスパワーで動作するので、ACアダプターは不要だ。
本体サイズは幅42mm×奥行き55.2mm×高さ15mmと小型で、側面にはRJ45ポートがWAN側とLAN側に2個取り付けられており、それだけでもうスペースは満杯だ。反対側には、ACアダプター不要のUSBバスパワー用MicroUSBポートがあり、側面には誰でも簡単にセキュアなワイヤレス通信ができるWPS(簡単無線設定機能)設定ボタンが用意されている。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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