PCのボトルネックはやはりストレージだった!
HDDをSSDに交換
PCMark 7で実行されるワークロードの評価はすべて、「1秒あたりどれほどの処理ができたか」で評価される。そして、標準ワークロードには「System storage」テストが3つも入っており、特に2番目に実行されるgamingワークロードでは、データの準備だけに分単位の時間を割いている(前回参照)。となると、ストレージ周りの性能を見直せば、スコアも大きく向上するはずだ。
そこでストレージをWestern Digital製5400rpm 1.5TB HDD「WD15EARS」から、インテル製SSD「Intel SSD 320」(300GB)に変更してみた。なお、テスト環境については特集1回目を参照していただきたい。
まず両者の性能差を、定番のストレージベンチマークプログラム「CrystalDiskMark」で計測しておこう。読み書き性能は最大で4倍弱と、格段に高くなっている。素でこれだけの性能差がある、という認識で続きを読んでいただきたい。
SSDの威力は、PCMark 7のテスト時間からでも体感できる。HDDベースの環境では終了まで20分程度かかるものが、SSDに変更したらわずか13分程度で終了する(グラフ3、4)。ストレージのスループット増大の効果は絶大で、System storage系ワークロードでは3~4倍の伸びをみせた。
PCMark 7が内部でどのようなストレージのシミュレーションを行なっているか詳細なところは不明だが、とりあえずスコアを上げるには「より高速で快適なストレージを用意する」で決まりのようだ。
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