実は便利な五十音キー
Xperia独自の文字入力システム「POBox Touch」がバージョン4.1に進化し、五十音キーを新搭載した。QWERTYやテンキーが苦手な人にオススメなのはもちろんだが、実はキーボードに慣れた人にもオススメ。五十音キー表示の場合のみ英字と数字、記号を同じキーボード上に表示でき、メルアドやパスワードなどをスムーズに入力できるのだ。
さらに、本体の向きによってキーボードの種類を自動的に切り替えられるので、例えば縦向きにするとテンキー、横向きにすると50音キーといった使い分けも可能。これにより片手でも両手でも快適に入力できる。
正面キーの並び順には慣れるしかない
正面キーの並び順は左から「戻る」「ホーム」「メニュー」で、一般的なAndroidスマホとは「戻る」と「メニュー」が反対。他のAndroid端末を併用する筆者にとっては、違和感というか押し間違いが頻発し、閉口した。しかし現状、正面キーの配置を入れ替える手立てがなく、慣れるしかないのが実状。もっとも初のスマホがacroな人には何ら影響はない。
MNPの価値はある?
acroはXperiaシリーズで初めて、ドコモとauの2キャリアが販売する。標準アプリや対応サービスに細かな違いはあるが、ワンセグなどの機能に大差はなく、よほどのこだわりがない限りキャリアの乗り換えを考慮する必要はない。
ただし、あとで変更できないもの、例えば3G通信速度(ドコモは下り最大14Mbps、auは同9.2Mbps)や本体色にこだわるならMNPも視野に入る。が、最大通信速度は理論値だし、カラーの違いはケースで補える。au版が非対応のキャリアメールについても9月下旬のアップデートで解決の見込み。MNPするほどの機能差があるとは言い難いだろう。
acroは「買っていい」端末
ワンセグ録画やテザリングに非対応など、無条件に「最高」とは言えないXperia acro。万人に超オススメの全機能入り端末ではないが、どうしてもXperiaが欲しいけど赤外線やおサイフケータイのないarcでは踏ん切りがつかなかったと、フィーチャーフォンからの乗り換えを躊躇していた人にとっては、「買い」の端末と言えるだろう。
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