眞貝選手「久万高原ラリーで終始苦しめられた車のナーバスな挙動を打ち消すため、今回は大きく分けて3つの対策を施してきました。特に、最後の1つの対策はかなり過激なセッティングで……これが見事に凶と出たのが、今回の第1セクションでのタイムロスの理由ですね。追い打ちをかけるように、エンジンが7000回転付近で息つきを起こすようになってしまい、とても順位を争う状態ではありませんでした。」
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS1/山神下I (13.10km) | 13:23.9(+47.2) | 13:23.9(+47.2) |
SS2/長迫I (2.98km) | 3:07.3(+7.8) | 16:31.2(+55.0) |
SS3/山神下II (13.10km) | 1:24.0(+48.3) | 29:42.5(+1:43.0) |
クルーからの緊急連絡があったのは、ほとんどセレモニアルスタートを出ていってすぐのタイミングだった。慌ててステージタイムを見てみると、SS1から40秒以上の膨大なビハインドをかかえていて、続くSS2、3でも差は開く一方だ。クルーの報告から怪しいと睨んだのは、エンジン各部のデータを集めてエンジンコンピュータに送り込むセンサー系のトラブル。そして、マシンメンテナンスを担当するSRSの金子(敏邦)社長は、その中でもスピードセンサーがトラブルを起こした可能性が高いとアタリを付けていた。
ホンダエンジン独特の可変バルブタイミングシステム「V-TEC」は、スピードセンサーからのデータも取り入れてバルブを切り替えている。そこがダート路面の振動で接点不良を起こしたために、高回転でバルブタイミングが切り替わらない症状が出ているのだろう。本日最初のサービスAでは、ルーティンチェックのほかにスピードセンサーを分解して端子の補修を行ない、できる限りの対策を施してメロン号を送り出した。これで症状が治まってくれればいいが……。
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