日本のみならず世界中にファンの多い、バンダイ「聖闘士星矢」フィギュアの新シリーズ発表会が、静岡ホビーショー開催直後の5月17日に東京国際フォーラムで行なわれた。
この日発表された新シリーズは2つあり、1つ目のシリーズは2003年から発売されている「聖闘士聖衣神話」の後継シリーズとなる「聖闘士聖衣神話 EX」。既存のシリーズではパーツの交換が必要だったポージングなどが、新たに開発された可動域の広い素体と外装パーツによって、パーツ交換をすることなく再現可能となっている。
また、既存の製品では再現できていなかったフォルムも、新シリーズでは再現されているとのこと。
2つ目は、全高30cmの「聖闘士聖衣皇級」シリーズ。30cmというサイズだからこそ再現できた、精巧に再現された「聖衣」が魅力となっている。
どちらも8月27日発売予定となっており、聖闘士聖衣神話 EXの第1弾として登場するのは、必殺技の動きを再現するのが最も難しいと言われている双子座の「ジェミニサガ」で価格は6825円。初回生産版には、ジェミニサガの必殺技“ギャラクシアンエクスプロージョン”の再現エフェクトパーツが付属するほか、「聖闘士聖衣神話 EX」専用のディスプレイステージが2100円で同日発売予定となっている。
聖闘士聖衣皇級シリーズの第1弾として登場するのは、主人公「星矢」が射手座の黄金聖衣を身につけた「サジタリアス星矢」で、価格は1万9950円。どちらのフィギュアとも聖衣が星座をイメージした“オブジェ形態”に変形できる。
この日の発表会には、バンダイの代表取締役社長・上野和典氏も登場し、「聖闘士聖衣神話」が発売以来これまでに世界で610万個を販売しており、今回発売される2つの新製品は世界ほぼ同時期に発売を予定していることを明かした。
スペシャルゲストとして、タレントの南 明奈さんがアテナの化身である「城戸沙織」のコスプレで登場。普段から数多くの作品に登場するキャラクターのコスプレをしているという南 明奈さんだが、ウィッグまでかぶっての本格的なコスプレは珍しく、「テンションが上がります」と話した。そんな彼女だが、22歳ということで原作についての知識はほとんどなく、自身がゲストとして呼ばれたのも「名前がアテナと似ていたからですかね」とチャーミングな発言をする一幕もあった。
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