オリンパス「E-P1(PEN)」が「アートフィルタ」機能を搭載したことで、にわかに脚光を浴び始めた「デジタルフィルタ」(とかデジタルエフェクトとか特殊効果とか、メーカーによって呼び方はいろいろ)機能。
今回はそれで猫を撮るぞ、という話だ。
たとえば「ゆるくてふんわりした猫写真を撮りたい」と思っても、公園の猫でそれを撮るには、やっぱりそれなりの装備や日差しが必要なわけで、撮り慣れてないと難しい。
でも、アートフィルタの「ファンタジックフォーカス」を使えばこの通りっ(冒頭写真)。
冒頭の写真はオリンパスのコンデジ「XZ-1」で撮ったもの。かなりほんわりしてくれたでしょ。これはお手軽で楽しい。
その真逆もいってみよう。
低木の奥に隠れてじーっと周りを警戒してる猫。陰に隠れてる感じとそのワイルド感を持った写真が撮りたい。
そんなときはアートフィルタの「ラフモノクローム」の出番。
キリッとした明暗がはっきりしたモノクロで、暗いところに隠れてジロリって感じになった。こういうのがけっこう楽しいのだ。個人的に好きなフィルタのひとつ。
これがニコンのデジイチ「D5100」が装備する「ナイトビジョン」モードだと、またちょっと違う写りになる。夜の様子をモノクロで撮るってイメージ。
コンセプトは似ていても、メーカーによってテイストが全然違うのも、デジタルフィルタ機能の面白さだ。
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