日だまりのプチ撮影会
いくら人に慣れた猫でも子どもはいやがるもの。加減を知らないからか、遠慮なくずかずかと近づいてくるからか。
でもこの猫ときたら、まあ見てわかるとおり微妙に嫌そうであり、遠ざかろうとしているのだが、それでも走り出したりはせず、子どもにもちゃんと撫でられてる。偉いもんである。
NEX-5が便利なのはモニターがチルトするおかげで、姿勢を変えなくても猫を撮れること。急にしゃがんだり立ったりすると、猫によっては驚いちゃうから。
前ページの冒頭の写真もNEX-5で撮影。手を上に挙げてハイアングルで撮影しつつ、自分の影も入れてみた。猫と一緒に自分(の影)撮り。
ここ、いい感じの日だまりとなっていて、気がついたら「プチ撮影会」の様相。こんな風にコンパクトデジカメやケータイで撮られたり。
こんな風に一眼レフでしっかり狙われたり。
その実態はこうである。塀の上と下に合計4匹が集まっていたのだ。
そりゃあ、プチ撮影会にもなるわなあ。こんな猫だまりだったが、日が暮れた頃、もう一度通りがかったら、見事に1匹もおりませんでした。夕焼けが終わったら、みんなおうちへ帰ったのである。
■Amazon.co.jpで購入
古地図とめぐる東京歴史探訪 (ソフトバンク新書)荻窪 圭(著)ソフトバンククリエイティブ
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60上原 ゼンジ、桃井 一至、荻窪 圭(著)翔泳社
東京古道散歩 (中経の文庫)荻窪 圭(著)中経出版
デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方荻窪 圭(著)MdN
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。
*次回は2011年1月28日掲載予定
この連載の記事
-
第871回
デジカメ
渋めのレトロ調から白黒まで、富士フイルム「X-T50」は多彩なフィルムテイストで猫撮影が楽しめる -
第870回
デジカメ
望遠が優秀で画質もトップレベルのシャオミ「Xiaomi 14 Ultra」を持って街の猫とたわむれてきた -
第869回
デジカメ
猫の毛並みもキリッと描写! シャオミ「Xiaomi 14 Ultra」はスマホなのにスゴい優秀なコンデジだ -
第868回
デジカメ
14年前のコンパクトデジカメ、10倍ズームのキヤノン「IXY 50S」を引っ張り出してキジトラ三昧 -
第867回
デジカメ
予約しないと買えない本格派コンデジ、リコー「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」で気軽に猫スナップ -
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した - この連載の一覧へ