東芝は17日、dynabookシリーズのノート/デスクトップパソコンの新製品7シリーズを発表した。第2世代Core iプロセッサー(Sandy Bridge)を搭載する製品が2シリーズ用意されたほか、2010年冬モデルの基本性能を強化した製品もラインナップされている。価格は全機種オープンプライス。
クアッドコアのSandy Bridge搭載
dynabook T551
15.6型ディスプレー搭載の大型ノート「dynabook T551」シリーズは、Sandy Bridgeを搭載した高性能ノートである。3D表示に対応した「dynabook T551/D8BB」と、3Dなしの「dynabook T551/58B」の2シリーズがラインナップされている。
T551/D8BBは、CPUにクアッドコアCPUのCore i7-2630QM(2GHz)を搭載。さらにGPUとして、NVIDIAのノート向け最新GPU「GeForce GT 540M」(ビデオメモリー1GB)を内蔵している。3D表示方式としては、アクティブシャッター方式のNVIDIA 3D Visionに対応する。テレビ機能は搭載しない。
OSにはWindows 7 Professional 64bit版を採用し、8GBの大容量メモリーを標準搭載する。そのほかにも750GB HDD、記録型BDドライブ、テンキー付きキーボードなどを搭載する。ディスプレーは3D表示対応の15.6型/1366×768ドット表示。また1ポートのみだが、USB 3.0対応USBポートも備えている。本体カラーは「ベルベッティブラック」(以下黒)の1色のみ。
dynabook T551/58Bは、D8BBとほぼ同じハードウェア構成だが、独立GPUは搭載せず、Core i7内蔵GPUを使用している。またメモリーは4GBで、OSはWindows 7 Home Premium 64bitとなっている。本体カラーは「ベルベッティホワイト」(58BW)と黒(58BB)の2色。また、両製品ともOffice Home and Business 2010をプレインストールしている。
予想実売価格は以下のとおり。発売時期は2月上旬。
dynabook T551シリーズのラインアップ | ||||
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製品名 | ディスプレー | CPU | GPU | 予想実売価格 |
T551/D8BB | 15.6型 1366×768 | Core i7-2630QM 2GHz | GeForce GT 540M | 21万円前後 |
T551/58B | CPU内蔵 | 18万円台半ば |
dynabook T350シリーズ
「dynabook T350」シリーズは、従来型のCore i5/Pentiumプロセッサーを採用するスタンダードな大型ノートである。2010年冬モデルと比較して、CPU性能が若干強化された。
ラインナップは、Core i5-480M(2.66GHz)と記録型BDドライブを内蔵する「T350/56B」、同CPUとDVDスーパーマルチドライブを内蔵する「T350/46B」、Pentium P6200(2.13GHz)とDVDスーパーマルチドライブを内蔵する「T350/34B」の3種類がラインナップされ、それぞれ3色のカラーバリエーション(リュクスホワイト、モデナレッド、プレシャスブラック)が用意される。色以外の外見上の違いはほとんどないが、T350/56Bのみ、HDMI出力端子を備える。
共通の仕様としては、15.6型/1366×768ドットディスプレーを搭載し、キーボードはテンキー付きキーボードを採用。搭載OSはWindows 7 Home Premium 64/32bit版のセレクタブル方式(初期設定は64bit版)となっている。Office Home and Business 2010もプレインストールしている。
主な仕様と予想実売価格は以下のとおり。発売時期は1月下旬。
dynabook T350シリーズのラインアップ | |||||
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製品名 | ディスプレー | CPU | HDD | BD/DVD | 予想実売価格 |
T350/56B | 15.6型 1366×768 | Core i5-480M 2.66GHz | 640GB | BD | 16万円前後 |
T350/46B | 500GB | DVD | 14万円台半ば | ||
T350/34B | Pentium P6200 2.13GHz | 12万円台半ば |