「EX-F1」以降、高速連写に注力したデジタルカメラを発売するカシオだが、最新モデルの「EX-FH25」(実売5万円前後)はその名前のとおり「EX-FH20」の後継機種にあたる。大きな特徴は、撮像素子を高画素化とともに裏面照射型CMOSセンサーに変更している点だ。
カメラそのものは従来機と同様、広角26mmからの光学20倍ズームレンズを備えたロングズーム機で、最高40fpsの連写、1000fpsのスロームービーという強力な高速連写/動画機能を備える。
「EX-FH20」から変わらない外観
外観は従来機と共通で、ロングズーム機ならではのEVF、ボディ上面のモードダイヤルは単写/連写/フラッシュ連写/動画/高速動画を切り替えるもので、いわゆる普通のデジタルカメラならばモードダイヤルに入っているであろうAuto/A/S/Mなどのモードは液晶画面上のクイックメニューによって操作する。この割り切り方はこのカメラの特徴を如実に表している。
さらにシャッターを押す前からの画像を記録する「パスト連写」などもメニューで簡単に設定でき、ベストショットから選択すれば連写を活かしたさまざまな機能を利用できるなど非常に多機能な撮影機能を持っている。
特に超高速撮影の動画(スロームービー)は面白く、このためだけにEXILIM Fシリーズを購入する人もいるだろうが、期待どおりの楽しさは確実に味わえるはずだ。