iPhotoとの連携やLAN内でのデータベース共有などの機能が加わり、新しくなったパーソナルデータベース「Bento 3」。実際どう便利になったのか? ここでは日々成長していく子どもの記録(育児写真日記)や、洋服や靴などの管理(ワードローブ管理)、家族で一緒に使いたい連絡先のデータ(住所録共有)の3つを例にして、Bentoの活用レシピを紹介しよう!
使い道が広がるBento 3の新機能
「Bento 3」はMac OS X10.5.7以上に対応したパーソナルデータベース作成ソフトだ。OS Xが備えているデータベースエンジン「SQLite」を利用して、テキストや数値、画像、ムービーなどを使ったデータベースを簡単に作成できる。Mac版のほかに、iPhoneで動作する「Bento for iPhone and iPod touch」(600円、iTunes Storeで見る)もあり、Macで作成したデータベースを気軽に持ち歩けるのも特徴だ。
データベースというと難しい印象を受けるかもしれないが、Mac版にはテンプレートが35種類付属。そのうえ同社のウェブサイトで300種類以上が公開されている。また、データをゼロから作成しなくても、アドレスブックやiCalなどの項目をBento内から利用することもできる。
最新のバージョン3ではiPhotoの写真ライブラリーに直接アクセス可能になったほか、レコードのグリッド形式やフィールドの暗号化、ネットワークでのデータベース共有など、実用的な機能が多く追加され、堅実なアップデートを遂げた。
30日間無料で使える評価版が同社のウェブサイトで公開されているので、まずはそちらを試してみるといいだろう(無料評価版)。
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