公園に捨てられた子猫
そんな20mmF1.7のレンズをつけていつも猫と遊んでる都内某公園へ行ってみると、なんとなく様子が変。地域猫ボランティアをしてるおばさんとおねえさんによると、ほんの数日前、やせ衰えた子猫が箱で捨てられていたんだそうな。ふたりとも怒り心頭。
1匹は介抱の甲斐無く死んでしまったが、もう1匹はなんとか生き延びていて、ブドウ糖や猫用のミルクを与えながら様子を見ているそう。目が目やにでつぶれちゃってるけど、目が見えてないわけではなさそうで、すごく元気である。
無謀にもしょっちゅうケージから出ようとする。前足をちょこんとかけた姿が可愛かったので思わず撮影。
こんな風にけなげにか細い声で鳴くのである。食欲はなく、まだ体重が標準の半分くらいで予断は許さないといっていたが、非常に元気ではある。見ててひやひやするくらい。
まだこんなに小さくて軽い。わざわざ猫ボランティアの目につく場所に捨てるくらいなら、子供を産ませない(動物病院で避妊手術をしてくれるし、自治体によっては費用の一部を補助してくれる)、産んじゃったら責任を持って里親を捜す、くらいのことはなんとかしていただきたいと思う秋の空である。
■Amazon.co.jpで購入
筆者紹介─荻窪圭
![著者近影 荻窪圭 著者近影 荻窪圭](/img/2019/01/21/1507426/l/858ecc15e0ba66f8.jpg)
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。
*次回は10月16日掲載予定
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第871回
デジカメ
渋めのレトロ調から白黒まで、富士フイルム「X-T50」は多彩なフィルムテイストで猫撮影が楽しめる -
第870回
デジカメ
望遠が優秀で画質もトップレベルのシャオミ「Xiaomi 14 Ultra」を持って街の猫とたわむれてきた -
第869回
デジカメ
猫の毛並みもキリッと描写! シャオミ「Xiaomi 14 Ultra」はスマホなのにスゴい優秀なコンデジだ -
第868回
デジカメ
14年前のコンパクトデジカメ、10倍ズームのキヤノン「IXY 50S」を引っ張り出してキジトラ三昧 -
第867回
デジカメ
予約しないと買えない本格派コンデジ、リコー「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」で気軽に猫スナップ -
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した - この連載の一覧へ