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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第121回

何かをしている猫の横顔が素敵

2009年10月02日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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警戒モードの猫の横顔

 歩いてたら突然何かに出会うことも。猫ってときどきぼーっとしてて(あるいは何かに集中してて)、危険察知が遅れることがあるのだ。

ちょっと引き気味で警戒してる。まず止まってから次の行動を考えるところが猫(2009年6月 パナソニック LUMIX DMC-GF1)

ちょっと引き気味で警戒してる。まず止まってから次の行動を考えるところが猫(2009年6月 パナソニック LUMIX DMC-GF1)

 するとこんな感じになる。「あっ、ヤバそうなヤツがきたっ」。目線が上を向いてるからたぶん、人が近寄ってきたんだろう。体重がちょっと後ろにかかり、耳が少し寝て警戒モードにはいってるのがわかる。ここでやばい、と思ったら踵を返して逃げていくのだ。

コンクリートの柵の間にはいって(猫は狭いところが好き)、近くに人が来るとこんなふうに唸っていた(2009年1月 ニコン D90)

コンクリートの柵の間にはいって(猫は狭いところが好き)、近くに人が来るとこんなふうに唸っていた(2009年1月 ニコン D90)

 でも、あらかじめ警戒モードにはいっているときは反応がはやい。こんな風にここはおれのなわばりだと主張するのだ。

 ただ威嚇してるわけでもないらしい。このあと、こっちを見て同じようにうなった後、とことこと寄ってきたから。なんなんだか。警戒をおこたらないのはお食事中の猫も同じ。

駅のホームでどこから捕まえてきたのかトンボを。このあと咥えたり舐めたりしてたけど、最終的に食べちゃったのかはわかりません(2008年11月 ニコン D90)

駅のホームでどこから捕まえてきたのかトンボを。このあと咥えたり舐めたりしてたけど、最終的に食べちゃったのかはわかりません(2008年11月 ニコン D90)

 獲物を捕らえながら、ちょっと上目遣いで、警戒しながらおやつ。いや、おやつなのかなあ。よく見ると、とんぼなんだけど。どこでつかまえたんだか。

 と、いろんな猫の横顔写真を集めてみたけど、よく見ると全部「右向き」。そもそも、ライブラリに右向きの写真が多かったのだ。なんでだろう。ちょっと気になってます。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は10月9日掲載予定



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