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Lunascapeを選ぶ3大理由!

できるビジネスパーソンはブラウザーも一つ先を選ぶ

2009年03月27日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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理由その1――
GmailやGoogleCalendarなどのWebサービスが気持ちいい

 例えばInternet Explorerを使っていて、「何だかGmailやGoogleCalendarの動作が遅いなぁ?」と思ったことはないだろうか。身体がそのレスポンスに慣れてしまうと気づかないかもしれないが、同じPCにLunascapeをインストールして、レンダリングエンジンを「Gecko」や「WebKit」に切り替えてみると、その差は歴然だ。ちなみに、Internet Explorerは「Trident」というレンダリングエンジンを採用しており、Lunascape 1つで3つのWebブラウザーの違いを体感できる。

 Lunascapeが搭載する3つのレンダリングエンジンのうち、GeckoとWebKitではJavaScriptの実行速度がすこぶるチューンナップされている。体感的には「じんわりもっさり」と画面が表示されていたところが、「キビキビ、ビュンビュン」という勢いで気持ちいいレスポンスに変わる。

Lunascape 5の圧倒的な速度を示すグラフ
Lunascape 5の圧倒的な速度を示すグラフ(短いほど高速なことを示す)(2009年1月30日掲載「IE8 vs Lunascape5 RC速度対決」より)

 詳細なベンチマークテストによる速度差はこちらの記事に譲るが、一度この速さ、快適さを味わってしまうと、なんでわざわざ「じんわりもっさり」の世界に戻れようか?

3月20日に配布開始されたInternet Explorer 8と
Lunascape 5を比べてみた!

 JavaScriptのベンチマークテストなど詳細な比較はここでは割愛するが、Webサイトを6つ程度開いた状態でブラウザーを起動するという日常的な条件で、Internet Explorer 8(最新版)とLunascape 5(正式版)、およびFirefox 3の起動時間を実測してみた。なお、数値はPCのスペックやバックグラウンドで動作しているアプリ(アンチウイルスソフトなど)の状況によって異なるため、結果は目安程度と見てほしい。

IE8よりもFirefox 3よりも、Lunascape 5のほうが速い!?
初回起動時(単位:秒) 2回目起動時
Internet Explorer 8 38.3 16.7
Lunascape 5
(Trident、IEエンジン)
24.8 10.2
Firefox 3 32.3 14.6
Lunascape 5
(Gecko、Firefoxエンジン)
31.6 12.7

 テスト内容は、ASCII.jpトップページ、デジタル用語辞典、mixi(ログイン済み)、Gmail、GoogleCalendar、Wikipedia(東京マラソン)の6つのサイトをタブで開いた状態で初回起動時間、および終了して直後時2度目の起動をした時間を手動で計測した(5回実施して、最も速い/遅い結果は除き、平均値を出した)。

 特にIE8との差が顕著で、初回起動で1.5倍、2回目の起動でも1.6倍と体感できるほどの差があった。もちろん、起動時間だけでなくWebブラウザーそのものの使い勝手などを加味しなければ一概に「いいブラウザー」とは言い切れないが、プレゼンの現場などで一刻も早く資料を見せたい、という場面でこの差は覚えておくべきだろう。


理由その2――
Internet Explorerでないと見られないサイトも、Lunascapeで!

 「いやいや、会社のイントラネット(社内限定Webサイト)は、Internet Explorer向けに作られているらしくて、ほかのWebブラウザーだとレイアウトが崩れるんだよね。だからInternet Explorerも起動しないといけなくて」

Lunascape 5で表示するWebサイト(URL)ごとに、Webレンダリングエンジンを切り替える手順
レンダリングエンジンを自動切り替えする手順1 レンダリングエンジンを自動切り替えする手順2
左下のアイコンをクリックして、「自動エンジン切り替えに登録」を選ぶ次に、URLの一部を自動取得した登録ページが表示されるので、そのURLを開くときにどのレンダリングエンジンを選ぶか決める

 という声もよく耳にするが、そんな場合でもLunascapeならこれ1つで解決できる。WindowsにプレインストールされたInternet Explorerのレンダリングエンジン「Trident」を利用して表示できるし、必要があればメニューからInternet Explorerを起動して、特定のURLを開くこともできる。さらにURL(ドメイン)に応じてどのレンダリングエンジンを使うかを設定できるので、社内WebサイトだけTridentで自動的に開く、GmailやmixiはJavaScriptが速いGecko/WebKitで見る、といった使い分けも可能だ。


理由その3――
乗換えユーザーにも親切設計

Lunascape 5の親切設計
タブを開いてからURLを入力して……という操作を行なうと、「そんな必要ないですよ。アドレスバーにURLを入力してくれれば、新しいタブに自動的に開きますよ」と教えてくれる

 Lunascapeを使っていると、さまざまな場面でダイアログボックスが出てくる。

 例えば、新しいWebサイトを別のタブで表示するために新規タブを開く(Ctrl+Tキーを押す)。それからアドレスバーにURLを記入すると「アドレスバーにURLを入力すれば、自動的に新規タブで開きます。必要によってはこの設定を変えることもできます」という旨のメッセージが表示されるのだ(2度目以降は非表示にもできる)。

 1つのWebブラウザーで複数のWebサイトを切り替え表示できるタブ表示はOperaやFirefoxで火が付き、Internet Explorer 7でも標準機能になったが、タブの動作はWebブラウザーによってまちまちで、うっかりすると「今見ていたWebサイトのタブが、新しいURLで書き換えられちゃったよ!」と、思わぬ動作にストレスを感じる人もいるだろう。

多様なブラウザーからの引継ぎが可能 Internet ExplorerやFirefox、Opera、Safariのほか、かなりマイナー(?)なWebブラウザーからも設定の引継ぎが可能だ

 そんなストレスも、理由や対処法が説明されるだけで、ストンと納得できる些細なケースが実は多い。こんな親切設計が、Lunascapeにはあちこちに散りばめられている。

広画面モード できるビジネスパーソン
F12キーに割り当てられた、Netbook/UMPCで特に便利な「広画面モード」。F11キーの全画面モードと合わせて使いこなせば、「できるビジネスパーソン」ぶりがさらにアップするかも!?プレゼンの場面では相手に画面を向けてPCを操作することも多い。画面の小さなモバイルPCでも、F11キーの全画面モードと、F12キーの広画面モードの2つを覚えておけば、相手から「できるな」と覚えが良くなるかも!?

 F11キーで切り替えられる「全画面モード」やF12キーで切り替える「広画面モード」も、そんな親切設計のひとつだ。

 Netbook/UMPCで打ち合わせするとき、相手にWebサイトの画面を見せる場合に、狭い画面では肝心の写真や文章が少ししか見えなくていちいちスクロールする必要があった。F11キーを押せば瞬時に全画面表示へ、F12キーを押せば上部のメニューバーが隠れるので、相手に一番見せたい領域が広くなる。あわててメニューから「どこだったっけ?」と探すことなく、スマートにF11、F12キーで表示を切り替えれば、「お、PCを使いこなしてるな!」と株が上がること請け合いだ。


 (次ページ、「使うほどに手になじみ、あちこちに良さが光る」に続く)

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