松下電器産業(株)と松下電工(株)は4日、5日にオープンする松下グループのショールーム“パナソニックセンター東京”(東京都・有明)および“ナショナルセンター東京”(東京都・汐留)の記者向け内覧会を開催した。
“パナソニックセンター東京”と“ナショナルセンター東京”のコンセプトと施設概要 |
松下電工の取締役、戸田一雄氏 |
“パナソニックセンター東京”新設フロアの内容 |
“パナソニックセンター東京”は、戸田氏によると「松下グループの未来」を表現したショールームで、松下電器産業のAV機器製品群や松下電工のセキュリティー関連製品などを中心に、“未来の暮らしから現在の新製品に至るまでを実体験”もできる、現在~未来に向けた先端製品/技術で構成されている。リニューアルが行なわれたフロアは以下の2つ。
- “ユビキタスネットワークショウケース”(1階)
- 2010年ごろを想定したテレビを中心とした製品/技術ビジョンの展示ブース“FUTURE”、2005年ごろを想定した近未来の製品/技術を紹介する“TOMORROW”、現在の主要新製品とコア技術の展示を行なう“TODAY”の3つの“タウン”と、それをつなぐ“ユビキタスネットワーキングストリート”(タウン照明やセキュリティーシステムの展示)からなる。フロアにはRFIDによる情報提供システムも配置
- “環境ショウケース”(2階)
- 環境を考慮した製品/技術やリサイクルをテーマとした展示と、松下グループによるユニバーサルデザイン研究の成果を体験できるスペース
“TOMMOROW”エリア内のテレビを中心とした家庭内ネットワークの展示。テレビ、パソコン、携帯電話、カーナビをネットワークでつないだ映像配信や双方向通信も |
2階のユニバーサルデザイン紹介スペース。研究/開発中の製品に触れることも可能 | 松下グループの環境問題に対する取り組みを紹介するスペース |
“ナショナルセンター東京”新設フロアの内容 |
一方の“ナショナルセンター東京”について戸田氏は「グループによる今日・明日の生活」を示した施設と説明。松下電器のAV機器製品やデジタルネットワーク製品を組み込んだ“現在の製品/技術で実現可能”な10通りの居住空間提案スペースと、Panasonic/National両ブランドの生活関連製品の体験コーナーが設けられている。リニューアルが行なわれたフロアは次のとおり。
- “今が求める夢フロア”(1階)
- “こんなふうに暮らしたい”と思う、憧れの暮らし方/住まい方を提案するフロア。National/Panasonic両ブランドの製品を組み込んだ住空間モデルが展示のメイン
- “くらし新体感フロア”(2階)
- 1階で展示する製品を気軽に体験できるフロア
1階の住空間提案スペースのひとつ。“若夫婦が里帰りしたくなる家”をテーマとしている。奥に見えるのは家具に組み込まれた“VIERA” | こちらは“映画も読書も楽しめるお父さんの隠れ家”。大画面テレビに加えて液晶プロジェクターも備え、音響や照明にまでこだわりつくした、映画を楽しむのに最高の空間 |
ホームセキュリティー製品の数々 | 2階入口すぐに設けられた“VIERA”の体験スペース。ちなみに、1階の提案スペースではほぼすべてのものに“VIERA”が登場する |
両ショールームともに、入場料は無料(ただし、“パナソニックセンター東京”3階の“パナソニックデジタルミュージアム”は有料)。休館日は、“パナソニックセンター東京”が毎週月曜日と年末年始、“ナショナルセンター東京”はお盆と年末年始。