日本電気(株)は9日、インターネット総合サービス“BIGLOBE”において、迷惑メール対策を強化すると発表した。同日より、BIGLOBEのメールサーバーにおいて、迷惑メール送信者のメールの同時大量送信を制限するとともに、差出人アドレスが存在しない偽装メールアドレスからのメール受信を拒否する“迷惑メール対策強化”を実施する。
“迷惑メール対策強化”では、同一IPアドレスからの同時メール送信要求数に上限値を設定することで同時大量送信を制限する“同一IPアドレスからの同時大量メール送信対策”と、BIGLOBEのメールサーバーが受信した迷惑メールの約3割が偽装した差出人アドレスから送信されていることから、偽装されたメールアドレスから送信されたメールを迷惑メールと判断し、メールサーバーで受信を拒否する“差出人アドレスチェックの強化”の2つを実施する。
同一IPアドレスからの同時大量メール送信対策により、迷惑メールを約9割削減できると見込んでいる。偽装されたメールアドレスに対してはDNSに登録されていないドメイン名からのメールの受信を拒否するとしている。なお、同時メール送信要求数の上限値については、一般的なBIGLOBEメール利用者に影響のない数値を選択したとしている。