“XPC”シリーズのLGA775対応のキューブ型ベアボーン「SB83G5」 | 「XP17 Flat Panel Display」は、なんとShuttleオリジナルのSXGA(1280×1024)対応した17インチの液晶モニタ |
先日、CPU冷却にダクトを採用するShuttle製LGA775対応キューブ型ベアボーン「SB81P」を紹介したが、その発売を待たずに、やはり同社のLGA775対応ベアボーン「SB83G5」がお目見えしている。
外観はアルミの素材をそのままにシルバーの筐体となっている | 上部から開閉扉付きの5インチベイ、押すと開く扉の3.5インチベイとUSB2.0やIEEE1394などのアクセスポートとなる |
今回紹介する「SB83G5」は同社の“XPC”シリーズの製品。同じくLGA775対応のキューブ型ベアボーン「SB81P」は、この手の製品では初となる350W対応電源を採用するなど、どちらかというと特別版という印象だ。そういう意味で今回の「SB83G5」は、今までのShuttle製キューブ型ベアボーンの流れを汲んだスタンダードモデルといえるだろう。
外観はアルミの素材をそのままにシルバーの筐体となり、サイズは200(W)×310(D)×185(H)mmと「SB81P(210(W)×320(D)×220(H)mm)」よりも若干小さめ。というのも大型350W対応電源を採用する「SB81P」と異なり、「SB83G5」では静音性では高い定評のある同社のオプション電源「PC40N250EV(250W)」を採用している。このため、サイズは従来のキューブ型ベアボーンと同程度のサイズに収まっている。
フロントは上部から開閉扉付きの5インチベイ、押すと開く扉の3.5インチベイとUSB2.0やIEEE1394などのアクセスポートとなる。なお、3.5インチシャドウベイは内部に1基用意されている。
同社の資料によれば、搭載するマザーボードは「FB83」というチップセットに“i915G+ICH6R”を採用する製品 | 「SB83G5」では静音性では高い定評のある同社のオプション電源「PC40N250EV(250W)」を採用している | |
同社のキューブ型ベアボーンではお約束のヒートパイプによる冷却 | CPUクーラーの排気用ファンと電源用の小さなファンが1の計2個 |
同社の資料によれば、搭載するマザーボードはチップセットに“i915G+ICH6R”を採用する「FB83」。拡張スロットがPCI Express×16が1、PCIが1、DDR400対応のDDR DIMMが2という構成で、Serial ATA RAID(ICH6R)対応ポートが4、VGA、サウンド、IEEE1394、ギガビットイーサネットなどがオンボード。
週明けから展示予定のTSUKUMO eX.での予価は3万9900円。ちなみに「SB81P」の予価は約5万だった。3.5インチHDDを標準で2台搭載可能など、拡張性で勝る「SB81P」だが、計5個のファンを搭載するため静音性はある程度犠牲になっていると考えたほうがよいだろう。対して「SB83G5」はCPUクーラーの排気用ファンと電源用の小さなファンが1の計2個となっている。
TSUKUMO eX.での予価は6万8775円 | アルミのフレームや取っ手が付いたスタイリッシュな製品だ | |
モニタを支える背面のフレームは回転するようになっており、縦置きでの使用も可能 | フレームのみで支えているので、厚さもかなり薄い |
「XP17 Flat Panel Display」は、なんとShuttleオリジナルのSXGA(1280×1024)対応した17インチの液晶モニタ。アルミのフレームや取っ手が付いたスタイリッシュな製品となっている。そのモニタを支える背面のフレームは回転するようになっており、縦置きでの使用も可能。T-ZONE.PC DIY SHOPでは、デモも行っている。主な仕様は輝度260cd/m2、コントラスト比450:1、応答速度16msなどとなっており、入力端子は、DVIとVGAの2つ。TSUKUMO eX.での予価は6万8775円となっており、前述の「SB83G5」同様、予約を受け付け中だ。
【関連記事】