発売された「P4P800-E Deluxe」 |
ASUSTeKの基幹モデルともいうべき“i865PE”を搭載した“P4P800”シリーズに新製品が登場した。店頭に並んでいるのは上位モデルの「P4P800-E Deluxe」と下位モデルの「P4P800SE」の2製品。
「P4P800-E Deluxe」は新たにRealtek製8チャンネルオーディオチップ“ALC850”を採用 | 以前は付属しなかったUSB/GAMEポートブラケットも付く |
同チップを搭載した既存モデルは「P4P800 Deluxe」と「P4P800」の2製品で、どちらも“i865PE”マザーとしては定番といえる製品だ。今回登場した「P4P800-E Deluxe」と「P4P800SE」の2製品も、基本的な仕様は既存モデルのを受け継いでいる。サウスブリッジには、どちらもSerial ATA RAID機能をサポートする“ICH5R”を採用し、拡張スロットはAGP×1、PCI×5、DIMM×4に加え同社独自の無線LANカードスロット“WiFi slot”を装備するところなどは変更されていない。
Realtek製8チャンネルオーディオチップ“ALC850”を採用した「P4P800 Deluxe」 | Gigabyte製と異なりブラケット部は8チャンネル出力にも対応したものとなっている |
変更点についてはどうだろうか。上位モデルの「P4P800-E Deluxe」は、一番の注目点は新たにRealtek製8チャンネルオーディオチップ“ALC850”を採用しているところだろう。同チップを採用したマザーといえば、やはりGigabyteのリニューアルモデルともいうべき“i865PE”搭載の「GA-8IPE1000-G」と“i865G”搭載の「GA-8IG1000 Pro-G」が発売されたのは記憶に新しいところ。もっともこれら2製品には、8チャンネル出力用コネクタが同梱されていないため、標準での8チャンネル出力は不可能な状態だった。これに対し「P4P800-E Deluxe」には、写真のように8チャンネル出力にも対応したものとなっているので、事実上AC'97準拠の8チャネル出力対応サウンドが使用できる初のマザーボードということになる。
そのほか、ギガビットイーサネットコントローラが3com製“3C940”からMarvel製“88E8001”に変更され、IDE RAIDコントローラVIA製“VT6410”がATA 133+Serial ATA RAIDをサポートするPromise製“PDC20378(RAID 0/1/0+1)”に、IEEE1394ブラケットとUSB/GAMEポートブラケットが新たに付属する。もちろん、「AIシリーズ」と名付けられた豊富な機能も健在だ。
下位モデル「P4P800SE」 | 両モデルともギガビットイーサネットコントローラが3com製“3C940”からMarvel製“88E8001”に変更された |
下位モデル「P4P800SE」の変更点はただひとつ。前述の「P4P800-E Deluxe」同様、ギガビットイーサネットコントローラが3com製“3C940”からMarvel製“88E8001”に変更されたところだ。付け加えるとすれば、こちらもUSB/GAMEポートブラケットが新たに付属する。
なお、もともと既存モデルの「P4P800 Deluxe」と「P4P800」ともに“Prescott ”コアへの対応は謳っているが、今回の2モデルも当然対応しているのは言うまでもないだろう。どちらの製品も、まだまだ息の長い人気モデルとなりそうだ。
価格 | ショップ |
---|---|
ASUSTeK P4P800-E Deluxe |
|
\15,953 | OVERTOP |
\16,570 | フェイス |
\16,580 | TWOTOP 秋葉原本店 |
\16,750 | スーパーコムサテライト |
\16,799 | ツクモパソコン本店 |
ASUSTeK P4P800SE |
|
\12,772 | OVERTOP |
\13,270 | フェイス |
\13,280 | TWOTOP 秋葉原本店 |
\13,499 | ツクモパソコン本店 |
\13,750 | スーパーコムサテライト |