ボタンの周りに描かれたスピードメータの印刷はちょっとチープな気もするが、何と言ってもフェラーリ公認の証である跳ね馬のロゴが光る。 |
版権ビジネスに力を入れているのか、最近しばしば見かけるフェラーリグッズ。ゲームコントローラの世界では、Thrustmasterがハンドルコントローラを販売してきたが、今度の新製品はもっとお手軽なゲームパッドだ。もちろん、レースゲー向け要素も含まれており「Racing Mode」の装備がひとつのウリになっている。
上部にはこのように人指し指と中指で押さえるボタンがある。ギアチェンジに便利。この辺もプレステっぽい。 |
このRacing Modeは本体中央にある2つのアナログスティックを用い、左側の左右方向でステアリング、右側の上下方向でアクセル/ブレーキの操作をするというものだ。個人的にはラリー系のゲームが好きで、それらのソフトではアクセルとブレーキを同時に操作する機会が多いため、この操作体系にはどうもなじめない。ただ、プレイステーション用ソフトなどでは、この方式を採るものも多いので、便利だと感じる人も多いはずだ。
そういえばパッド全体の形状も、プレステのデュアルショックによく似ているが(ただし上下が反対)、グリップ部分がかなり太いので、手が小さい人にはちょっと使いにくいかもしれない。また、バイブレーション機能は若干弱め。プレイを邪魔しないという点では、この程度が適度に感じた。
右側のスティックは上下方向はスライド、左右方向はZ回転で認識される。少し古いソフトならスライドは利用できないかもしれない。 |
このほか、基本性能的にはごく標準レベルの製品なので、5000円で買えるフェラーリグッズとして、衝動買いしても、まず満足のゆく一品であろう。