コンパクトなPentium 4ベアボーンPC「F-Force」がFleetechから発売された。サイズは160mm(W)×250mm(L)×78mm(H)というもので、おおむね5インチベイ2段分というもの。ケースはアルミ製で、角の部分に台座の役目をするプラスチック製のガードが取り付けられているというなかなかスタイリッシュなデザインとなっている。
内部はぎっしり。IDEインターフェイスは標準タイプ×2のみ | マザーボード。Silicon Image製Serial ATAコントローラチップ等が見える | |
Hyper-Threadingに対応 | CPUヒートシンクの両側にはファンが |
本体底面にぴったりと収まった同社製マザーボードには「P8F162」という型番が見られる。チップセットは“i845GV”でHyper-Threadingにも対応。小さな基板の中にIEEE1394、Serial ATA、イーサネットの各コントローラを搭載するという多機能さが大きな特徴となっているが、Serial ATAに関してはインターフェイスがケース前面に1ポートしか設けられておらず、内蔵ドライブ用のものはないという点は注意。
また薄型のPCIスロットのようなものが1個設けられているが、これは「FTバス」と呼ばれておりPCIとは別物のようだ。ここにイーサネットユニットやキャプチャユニットを増設することで機能を追加できる、とうたわれているが現在のところそれらオプションの販売予定はない。
ドライブベイ部分は一体で外れるようになっている | ドライブベイの基板からケーブルを延ばし、本体背面上のインターフェイスをつないでいる。冷却ファンも一体に | |
前面。Serial ATAインターフェイスはここ | 背面。上右のS-Video IN、2つ目のイーサネットポートは標準状態では仕様不可 |
ドライブベイはスリムタイプCD-ROMベイ×1、3.5インチシャドウベイ×1。ただし、ドライブ用ら装着されているIDEケーブルは標準タイプのみとなっており、スリムタイプ光学ドライブの変換アダプタは別売りとなつている点は注意。
インターフェイスは前面にSerial ATA×1、IEEE1394×1、USB2.0×2、オーディオ入出力。背面にUSB2.0×2、イーサネット×1、シリアル×1、パラレル×1、D-Sub(VGA)×1、DVI×1、RCA OUT×1、S-Video OUT×1、キーボード×1、マウス×1、、S/PDIF×1、オーディオ3端子と豊富。なお展示品にはS-Video INおよび2つ目のイーサネットポートが設けられているが、前述したようにこちらの機能を使用するにはオプションユニットが必要。
価格はコムサテライト3号店で4万8780円。なお、フェイスでは製品のデモが行われており、こちらは近日発売予定で予価4万9800円となっている。
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