●【水平/垂直170度の広視野角】 実際の視野角も、スペックどおり水平170度、垂直170度程度が確保されている。ほとんど真横から見ても色味の変化が少ないのは驚き。/●【つや消しシルバーの基調の外観】 筐体のシルバーは梨地風の表面処理が施されている。パネルの周囲を引き締める狭額縁タイプのベゼルは、厚み約20mm。 |
「ワンランク上の SXGA液晶全11機種・機能解説」レビュー(from 月刊アスキー PC Explorer、写真をクリックすると当該記事に移動します)。 |
「Caplio RR30」レビュー(ASCII24 Reviewオリジナル)。 |
日本サムスンの「SyncMaster 172T」は、同社のラインナップのミドルレンジ向けモデル。1ランク上のデスクトップ環境を求める人に人気の17インチ/SXGAの高解像度に加えて、スタンド部分の根元と液晶背面部分にそれぞれヒンジを持つ「デュアルヒンジ」機構を採用するのが特徴だ。
本機以外の現行機種には、「SyncMaster 171MP」(10万9800円)、ポルシェデザインのプレミアムモデル「SyncMaster 171P」(7万4800円)などがあるが、価格とデザイン性の高さを考慮に入れると、本機が購入検討の筆頭に挙がるという人も少なくないだろう。
●【2系統入力を装備】 左から。ACコネクタ、D-sub15、DVI-I。台座部分にコネクタを設けるため、折り畳むとコネクタは上側に来る。 | ●【入力切替えはワンタッチで可能】 D-sub15とDVI-Dの2系統入力をワンタッチで切り替えられる。最大でも2階層下りるだけのOSDの使い勝手もいい。 |
全画面での動画再生を楽しむ人は、アスペクト比を4:3に固定する機能がないことに注意してほしい(SXGAのアスペクト比は5:4)。ただし、任意のアスペクト比で再生できるプレーヤを使えば済むので、大きな問題とはならないだろう。
使い勝手に関しては、AUTOボタンによる画質調整の精度が高いので、面倒な手動調整は必要ない。また、入力系統のワンタッチ切り替えも搭載しており、2系統入力の切り替えがごく手軽に行えるといった操作性への配慮もうれしい。
●【壁掛け状態でも使える!!】 台座をたたむと、普段はアーム部分の内側にあるVESAマウントが背面側に出現する。なお、台座は前に5度、後ろに90度傾けられる。高さは約5cmの幅で調整可能。/●【折り畳むと入力端子はこの位置に】 |
本体のデザインも高級感があり◎、これで直販価格7万1800円とコストパフォーマンスも抜群だ。万人に安心してお勧めできる製品である。
SyncMaster 172Tの主なスペック | |
製品名 | SyncMaster 172T |
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パネルサイズ | 17インチ |
最大表示解像度 | 1280×1024ドット/SXGA |
最大表示色数 | 約1600万色/フルカラー |
視野角 | 水平方向170度、垂直方向170度 |
最高輝度 | 250cd/m2 |
コントラスト比 | 500:1 |
応答速度 | 25ms |
入力端子 | D-sub15、DVI-D |
入力系統 | 2系統(アナログ/デジタル) |
電源 | 外付けACアダプタ |
消費電力 | 最大42W、待機時2.0W以下 |
サイズ | 385(W)×216(D)×347.3~396.3(H)mm |
重量 | 4.7kg |
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