- 300万画素で5万円を切る安さ。
- 1cmマクロ機能が搭載されており、マクロを多用したいユーザーにはオススメ。
- ボディがプラスチックで成形されており、少々安っぽさを感じる。
- せめて前面くらいは金属感を出してもらいたかった。
●【光学3倍ズームレンズ搭載】 35mm換算35~105mm相当の光学3倍ズームレンズを搭載。明るさはF2.6~4.7と標準的。 |
「Caplio RR30」レビュー(from 月刊アスキー、写真をクリックすると当該記事に移動します)。 |
「Caplio RR30」レビュー(ASCII24 Reviewオリジナル)。 |
リコーの“Caplioシリーズ”は、モデルラインナップ全体を通して、企業をターゲットにした機種が多い。それはリコーという会社が、OA機器をメインに据えた商品展開をしていおり、その販売ルートも影響していると思われる。そのようなラインナップの中では、今回紹介するコンシューマを強く意識した「CaplioRR30」は、逆に異彩を放つモデルに見えてしまう。
有効画素数320万画素のCCDを搭載したこのカメラは、35mm換算で35~105mmの光学3倍ズームレンズを搭載している。価格は標準価格5万4800円。店頭での実売価格は5万円を切るものと予想される。300万画素クラスのデジタルカメラの価格としては、かなりリーズナブルな印象を受ける。
●【メディアはSDメモリーカードを使用】 メディアは同梱されていないが、RR30で最高クォリティーの静止画を撮ろうとすると、64MBのメディアで40枚程度しか撮影できない。 | ●【驚異的な節電設計】 バッテリのテストでは、単三アルカリ電池で83枚、1700mAhのニッケル水素充電池では552枚もの撮影が可能だった。そのほかにオプションで専用リチウムイオン充電池やAC電源なども用意されている。 |
リコーのデジタルカメラには、どの機種でもかなり強力なマクロ撮影機能が備わっていたが、このRR30でもその特徴的機能は継承されている。被写体から1cmまでの超接写マクロ撮影が可能だ。
もう1つ特徴的な機能として、メモリー逆戻り連写というものがある。連続したシーンを撮影したいとき、シャッターを離した瞬間から、さかのぼった2秒間分16コマの連続画像を記録するというもので、連続した一連の動きを撮影することができる。
●【パワーボタンが一体化したモードダイヤル】 操作ダイヤルは初心者にもわかりやすい表示になっている。中央部に電源ボタンが配置されているデザインは、直感的に操作しやすいはずだ。 | ●【見づらい背面液晶モニタ】 暗いところでもシャープではなく、晴天下の外では、ほぼ画像の確認は不可能。コストカットの影響が見受けられる。 |
実機に触ってみると、その軽さや撮影時のレスポンスのよさは普段から持ち歩きたい人には向いている。それに撮影テスト中、同梱されている単3アルカリ電池×2本だけで足りてしまったのには驚いた。ボディはプラスチック製で、やや安っぽい感じもしないではないが、コストパフォーマンスは抜群だ。入門者モデルとしても魅力的である。
Caplio RR30の主なスペック | |
製品名 | Caplio RR30 |
---|---|
CCDサイズ | 1/2.7インチ |
画素数 | 有効324万画素(総334万画素) |
レンズ | f=5.5~16.5mm(35mmフィルムカメラ換算で35~105mm相当)、F2.6~4.7 |
シャッタースピード | 8、4、2、1~1/2000秒(静止画) |
記録媒体 | SDメモリーカード/MMC/内蔵フラッシュメモリ(8MB) |
記録画素数 | 2048×1536ドット/1280×960ドット/640×480ドット |
液晶モニタ | 1.6インチTFT液晶(約8万画素) |
インターフェイス | USB、ビデオ出力、DC入力 |
電源 | 単3電池×2(アルカリ乾電池、ニッケル乾電池、ニッケル水素充電池)、専用充電池 |
本体サイズ | 114(W)×32.5(D)×54.5(H)mm |
重量 | 約160g(バッテリ、メディア含まず) |
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